ボクが悪魔である事を伝えると深零は目を零れそうなほど大きくした。
確か親戚に人間の目玉をコレクションしている奴が居たはず…深零の目玉をくり抜いてプレゼントしようか…
そう思って手を目に伸ばそうとしたけれど、深零のパーツが一つでも欠けるのが何だか嫌だったのでやめました。何で嫌だったのかは、分かりませんが。こう、胸のあたりがもやっとしたのは、分かりました。


「深零。」
「…、はい?」
「ボクは、深零のパーツが欠けるのが、嫌です。」
「えっと…はい?私も、嫌ですよ…?」


素直に思った事を伝えると深零は何だか不思議そうに言った。


「それなら、良いです。誰にも深零のパーツをあげちゃ駄目ですよ?」
「は、はい…」
「ボク以外に、あげちゃ駄目ですよ?」
「は、…は?」


ウーン。流れでハイと言ってくれると思いましたが、駄目でしたね。






あくまと、コレクション






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -