「おにーちゃんっ!」 「んー?」 「あのね!私ね!佐助お兄ちゃんの事が大好きだよ!」 「ふふー可愛い事言ってくれるねぇ。お兄ちゃん嬉しいよ!」 可愛いらしい笑顔で俺様の腰あたりに抱きついてくる深零は妹とは思えない程…可愛い。うん、可愛い。 「私、お兄ちゃんと結婚するんだ〜!えへへ!」 …やばい。なにこれ。俺様を悶え殺す気なの?あ、やべ。鼻血出そう。 「深零は俺様がもらうよ!約束!」 きっと今の俺様の顔はダルダルに緩みきっていて目もあてられないと思うけど、そんな事は関係ない。 深零が居れば、それで良い。 「大好き、お兄ちゃん!」 鴒原之情 れいげんのじょう(兄弟の情愛が深いこと) |