狩人短編 | ナノ

「立ち止まったらダメだからね」。涙を堪えながら震えた声で彼女は言った。立ち止まったらなんて俺に限ってそんなことあるわけないのに。でも。「それはお前が死んだときかもね」。そう言うと今度こそ泣いて「ちょっとだけなら許す」だと。こんなに元気に泣くのに、余命は短いなんて嘘みたいだ。インチキ。

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