ミッション1【30字以内で述べよ】 「ちょっ、や、だ…っ司……ッ」 「見える?原田さん…これと、これ、ああ…これも、全部、俺がつけたキスマーク」 「んッ、んん…っ!」 晒された胸元、赤くなった跡をなぞる指先のその艶かしい動きがこそばゆくて、必死に体を捻るが上半身に回された腕に肩を固定されて動けなくなる。 そんな中、片方だけ不自然に赤くなった乳首を指で捏ねられた。 瞬間、背筋に震えが走る。 「ここも、赤くなってる。…わかる?こっちだけ腫れてるのが」 「っ、や、ぁ…ッ」 「こっちしか触ってないのに、片方まで勃起するなんて」 くに、と片方の乳首を柔らかく圧し潰される。 鏡の中、胸元に這わされた司の手が動くのが余計恥ずかしくなる。 逃れようと前のめりになろうとすれば、上半身を抱き竦めていた司の腕に押さえ付けられ強引に胸を逸らさせられてしまうハメになった。 「司…ッ」 「可愛い。…もっと触ってって誘ってるみたい」 「ぁ、っ、や、やめろ…ッ」 鏡に綺麗に映り込む自分の姿が嫌でも目に付いてしまい、必死に首を横に触ろうとするが顎を掴まれ無理矢理前を向かされる。 「目を逸らすな」 耳元、押し付けられた唇に息が吹き掛けられる。 鏡越し、司と目があった瞬間体が石のように硬くなった。 「ちゃんと見ろよ、自分の姿」 「いや、だ…っ、嫌だ、つかさ」 「……嫌だ?…………嘘吐き」 そう、耳元で司の声が聞こえた時だった。 下半身、射精したばかりだというのに既に硬くなっていたそこを思いっきり鷲掴まれ、「ひい」と声が漏れてしまう。 「ぁ、や、だめっ」 「これ、なに?なんでこんなに膨らんでんの?」 「っ、ひ…ッ」 生地越しに不自然な膨みをやわやわと揉まれればぴりぴりとした刺激が全身へ走り、面白いくらい全身の筋肉が硬直した。 反応すればするほど司の手付きが激しさを増し、強弱を付けて全体を指で柔らかく押されればもうなにも考えられない。 「っやだ、つかさ、やめろっ、やめろってばぁ…っ」 腰から力が抜け、最早立っているというよりも司の腕で無理矢理引き上げられていると言った方が正しいだろう。 絡み付く司の指に扱かれ、先程吐き出したばかりである熱が再び下半身に集中するのが自分でもわかった。 「原田さん、前。見て」 少しでも顔を下げようとすれば無理矢理鏡に向けさせられる。 涙で濡れた自分と目があった瞬間、急激に恥ずかしさが込み上げてきて。 「……これ、なに?」 その言葉と同時にぎゅうっと股間を掴まれ、引っ張られるようなその強い刺激に頭が真っ白になった。 「…俺にもわかるように説明しろよ」 俺にもわからないというのに、真顔で無茶ぶりしてくる司。 今日という日ほど男であることを悔やんだ日はないだろう。 |