チャイナ娘♂の災難P 「ッ、譲歩っ、するっつったじゃねえかよ…ッ!」 「せっかくだし記念に中に出してやるってんだよ」 「好きだろ、中出しされんの」と喉で笑う四川。 んなわけあるか、どこ情報なんだよ、とか言い返そうとするが、問答無用で腰を進めてくる四川の熱に内部が蕩けるように熱くなって。 「好きなわけ、ッぁ、好き…っ、違ッ!す、き…ッ、好きぃ…っ」 頼むから人が喋っている最中に動かないでくれ。 最期まで言葉にすることが出来ず、ただの変態のようなことを口走る自分に顔が熱くなって、否定しようと動こうとするにも背後から無理矢理拡げられたそこに一気に奥を突き上げられれば流れる電流に目の前が白ばむ。 「ハッ…お前にしては上出来じゃねえか…ッ!」 「んっ、や、ちがッ、ぁ…っ!」 愉しそうに喉を鳴らす四川。 緊張した内壁を抉るように根本まで咥えられ、腹の中の熱い違和感になんだか泣きそうになったときだった。 中のものが引き抜かれ、その内壁を這いずるような感覚に目を見開いた瞬間、一気に奥まで突き上げられる。 「っ、んぁあッ!」 何度も何度も、乱暴に、力任せに挿入され、息をつく暇も思考を働かせる暇もなくて。 苦しいとか痛いよりも、繰り返される刺し抜きの度に腹の奥底から押し寄せてくるなにかに飲み込まれそうになるのが恐ろしくて、目の前の商品棚の枠組に必死にしがみつく。 「っ、おい、逃げてんじゃねえよ」 「ぁッ、ひ…」 「……それとも、煽ってんのか?」 な、なんでそうなるんだよ! そう言い返そうとしたとき、体の中の性器がなんか心なしかでかくなってるような気がするんだけれども。めっちゃ脈打ってるんですけれども。 熱に当てられ、こちらまで逆上せそうになってくる中、身に覚えのある感覚に慌てて逃げようと腰を動かした、その瞬間だった。 腰を掴んでいた手に、上半身を抱き寄せられる。 「ッ!!」 密着した体同士。 筋肉質な腕に拘束され、文字通り逃げることも動くことすら儘ならない状況で、思いっきり根本まで押し込んできたやつは「往生際の悪いやつ」と耳元で笑った。 次の瞬間、腹の中で限界まで膨張していた性器は人の中に思いっきりぶち撒けやがった。 下腹部に広がる甘い熱に、一瞬、ほんの一瞬、確かに俺は意識を手放していたらしい。無理もない、こんなわけわからんチャイナやら女の子の客との遭遇で溜に溜まっていた疲労がこいつの遠慮ない挿入とその他行為で限界突破してしまったんだろう。お疲れ俺、よく頑張った。 とよくわからないモノローグを流していると、 「っ!馬鹿、おい…っ!」 「んぁ……?」 ぐらり、と視界が揺らぐ。 いや、違う、凭れかかっていた商品棚が倒れているんだ。 四川の声にうわやべえと慌てるものの手錠に繋がったままになってる俺はそのまま引っ張られる。 そのときだ。 ものすごい力でスカートを掴まれ、商品棚ごと引っ張り上げられる。 「っぶねえな…」 すぐ頭上から聞こえてくる四川の声に驚いて顔を上げた時、スチール棚状である商品棚の中に並べられていた商品たちはそのまま奥の方へざらざらと落ちていく。 並べたばかりのそれらが一気に床に落ちていき、「あ」と真っ青になったとき。 「き、貴様ら…仕事中に何をしている…!」 ガラ空きになった商品棚の向こう。 出来上がった商品の山に埋もれた店長に俺は血の気が引いていくのを覚えた。 おしまい ♯ ♯ ♯ 「お前のせいだ!」 「うるせえな、てめえが悪いんだろ」 「なッ!元はと言えばお前がちゃんとチャイナ着ねえから…」 「ケツ振って誘ってきたのはあんただろ」 「振ってねえよ!」 「いいから二人とも早く片付けをしろ!」 「「……うぃっす」」 「かなたんのチャイナ、俺も見たかったなぁ」 「あ、紀平さ……っ?!」 「あれ、どうしたの透。そんな驚いた顔して」 「い、いえ、あの、早く着替えてきた方がいいと思いますよ、それ」 「え、なんで?結構気に入ってんだけどなー」 「お客さんが帰ってしまうので早くいつも通りの服でお願いします…っ!」 「えー?仕方ないなぁ、わかったから押さないでよ、ちょっと、透?」 おしまい |