チャイナ娘♂の災難L

「でも、そっちってなんか…」

「おーい、四川くーん!」


「――ッ!!」


近付いてくる足音と女の子の声に全身の筋肉が緊張し、血の気が引く。
なのに、下腹部に集める熱は増すばかりで。

俺の意思とは裏腹に、腹の底から迫り上がってくるなにかが溢れそうになったその時だった。


「お嬢様方、申し訳ございませんがそちらはまだ準備中のため立ち入り禁止となっております」


不意に、聞こえてきた落ち着いた声。
一瞬誰かと思ったが、この声は確か営業モードに入った店長だ!


「あ、すみません…」

「四川なら下の階任せてますのでそちらの方ではないでしょうか」

「え?下っ?」

「ほら、やっぱそうじゃん!」

「ありがとうございますー!」


ばたばたと離れていく足音。
「なぜあいつがモテるのか謎だ…」という呟きを残し、店長の足音も離れていく。
助けてくれたのだろうか、と思ったがもしかして店長は四川が持ち場離れてぶらぶらしてることを知らないのかもしれない。

ほっと安堵した矢先、背後からの舌打ちとともに強く引っ張られる。


「いッ」

「残念だったなぁ?邪魔が入って」


「お前が醜態晒すまであと少しだったのに」と続ける四川はつまらなさそうで、まさか本気だったのかと青褪める。


「うるせえ、アホ…ッ」

「んだよ、その態度。人がイキそびれた分、責任とってやろうと思ったのに」


責任という単語にただならぬ嫌な予感を覚え、慌てて距離を取ろうとするが、間に合わない。
首を掴まれ、そのまま背後の脚立に押し付けられたかと思えば四川の頭が下がる。


「ッ、あ、クソっ、やめ…ろ…ッ!」


同時に、乳首にぬるりとした感触が絡み付き、腰が大きく震えた。
散々弄られ、じんじんと痺れるそこを噛み付くように咥えられる。
音を立て、乳輪ごと吸われれば頭の中が真っ白になって、ガシャンと背後の脚立が大きな音を立てた。

mokuji
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