「ぁ、やだ、まじタンマって……っ、てんちょ……ッ!」


腿を押さえ付けられ、机の上に仰向けになった俺は腹につくくらい足を折り曲げさせられる。
そして浮き上がった腰を抱える店長は丸出しになったアナルの周りに垂れるローションを指で掬い、そのままローションを絡めた細く長い指をアナルに挿入させてきた。
ぬるりとしたローションが滑りとなり、ぎゅっとすぼまったそこにぐちゅりと音を立て指が入ってくる。
内壁を擦るように体内へと侵入してくるその異物にびくんと体が跳ねた。

うそだ、俺、指突っ込まれてる…!


「どうした?痛いのが嫌なんだろう?なら、たっぷり塗り込んでおかないとな」

「ひッ!……ぁ、うそ、うそうそ……っやめ、やだって、店長っ」


第一関節、第二関節へとなんなく挿入してきたその指は体の中で大きくくねり感じたことのないその刺激に俺は声にならない悲鳴を上げる。
初めての挿入に息が詰まりそうになり、呼吸が乱れた。
全身から嫌な汗が滲み、あまりの息苦しさに涙腺が緩む。
女の子はこんなことさせられなきゃいけないのか、AV女優すげえな、なんて現実逃避してみるが体内にローションをぬりたくるその指にまた内壁をえぐられてすぐに現実に引き戻された。
目を見開けば目の前には嫌味なくらい整った若い男の顔。
涙が滲み、視界の店長の顔がぐにゃりと歪み涙の向こうで店長は微かに笑う。


「指だけでいちいち泣いてたらこれ突っ込んだらお前はどうなるんだ?失禁でもするのか?」


「それもそれで悪くないな」と独り言のように呟く店長に冗談じゃないと言い返そうとしたときだった。
ぐちゅぐちゅとローションをかき混ぜる店長の指が体の中でくの字に折れたとき、ビクンと下半身が跳ねる。


「なに、い……っや、ぁ……ッく、ぅ……!」

「流石処女だな、締まりがいい。締め付けられて引きちぎられそうだ」


先程までとは比べ物にならないくらいの強い刺激に一瞬視界が白ばみ、目を見張ったときだった。
再び店長にそこを指の腹で擦られ、ぞくりと背筋に電流が走る。
思わず「ひッ!」と情けない声を上げた俺は逃げるように腰を動かすがすぐに腰を捕まえられ、再び性感帯を指で押された。


「あっ、あぁ、やだ、嘘、なに……ッ抜いて、抜いてくださいっ!」


コリコリと指先で刺激され、机の上で暴れる俺は店長のスーツを強く引っ張った。
強すぎる刺激に全身が熱くなり、その熱に脳みそまで溶けそうになる。
店長の指で抉られる度体内でローションがをぐちゅぐちゅと音を立て混ざり、その度に下半身は別の生き物みたいにガクガクと痙攣を起こした。


「指を咥えて離さないのは貴様の方だろう。なんだ、そんなに俺の指は旨いか?」

「し、るか……っあぁッ!」


前立腺を擦る指に力が入り、我慢出来ず俺は声を上げた。
だらしなく開いた口の端から溜まった唾液が垂れ、次から次へと襲い掛かってくる強烈な刺激にそれを拭うことも出来ずただひたすら俺は身悶える。


「や、ぁッ、ごめんなさ、ごめんなさいぃ……っ!」


思考回路が麻痺し、呂律が回らない。
店長の腕を掴み抜こうとするが指先に力が入らなくて寧ろすがるようになってしまう。
指の動きに合わせて腰が揺れ、その度にがちがちに勃起した性器が腹に当たるがそれを気にする余裕すらなくなってただひたすら泣き叫ぶ俺に店長は楽しそうに笑った。


「謝るほど気持ちがいいのか?処女のくせにとんだスキモノだな」

「くぁ…っ!!」


そして、先走りを垂らしいやらしく濡れたちんこをピンと指で跳ねられれば先端からは呆気なく精液が飛び自分の方へ掛かった。
高く持ち上げられた腰。
顔に掛かるどろりとした熱いそれを拭うことも出来ず目を細め、肩で息をする俺を一瞥した店長はそのままアナルに差し込んでいた指を引き抜く。


「おい、指くらいで満足すんなよ。こっちが本命なんだからな」


そしてローションが入ったボトルを手に取った店長は机の上のディルドを片手にその中身を亀頭から根本までたっぷりと垂らした。

mokuji
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