十月十日の悲劇
【あてんしょん】
現パロ会話文。相変わらず展開がハチャメチャなので注意。
24日までのつなぎみたいなもんです。
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「あ! おかえりードレーク!」
「…ああ、ただいま」
「お誕生日おめでとう!!」
「ありがとう」
「会社どうだった? …あ、コートとバック貰うよ」
「ああ、済まんな。いつも通りだ」
「ふうん、そう…ってバック重っ!!何これ?! ……ウワアアアアア女子からの大量のプレゼント!!」
「…お前と籍入れてからは大分減った方なんだがな…どうにも困った話だ…」
「キィィィィィィィ!!!何たること!!」
「…ほら、ハンカチ噛んでズタボロにするな…」
「キィィィィィィィわたしがドレークの奥さんだもんね!! キィィィィィィィこんなお菓子わたしがぜーんぶ食べてやる!!むしゃむしゃむしゃ」
「太るぞ」
「…むぐ…うまっ! 知りませーんだ!」
「……ところで、どうしてこんなに部屋が焦げ臭いんだ…?」
「んぐ? んむむ、んふんっむむ!!」
「…飲み込んでから言え。あと玄関を食べカスで散らかすな、中入るぞ」
「んー!! むー!! んむむー!!!」
「……おい、何を騒いで……っ?!」
「…んー…ごくん。 まあいいや。おたおめ! ほらパァン!!」
「……背後からクラッカー掃射するの止めろ………」
「んふふー、ドッキリ」
「…そんなことより……どうしてリビングに"黒煙"が充満しているんだ…何故火災報知器が鳴らない……何やったんだお前……」
「んー、思ったより冷静だねっ!」
「…いや、外にいる時既に、何かの燃える臭いがした時点でなんか察しはついていた。……どうせ、台所で何か作ろうとして、爆発させたんだろう…」
「わー!すごい!大正解!! 名探偵だね!」
「……で、食卓の上にある、あのおどろおどろしいオーラを放つ謎の物体は何だ、シルバーナ。」
「バースデーケーキだよっ!」
「そうか、俺には上位の魔物か何かのように見えたが」
「バースデーケーキだよっ!」
「食えと?」
「うんっ!」
「……満面の笑みで言うなよ…」
「えへへー、ドレーク、お誕生日おめでとう!!」
「……はあ…ありがとう。…ところでキッチンの現状は………ああ、見なければ良かった…」
「明日休みだし、一緒に片付けようね!」
「………はあ…」
「とにかく座って座って! 今日は奮発しちゃった! シャンペン開けるねー! わー爆発したー」
「……勿体無い…早くグラスに入れろ…」
「グラスさっき割っちゃったからマグカップに入れるねー! はいどーぞ!」
「…雰囲気………」
「ほらほらカンパーイ! モテ男ドレークの浮気防止を願って!!」
「俺は浮気なんてしない」
「あと長寿を願って!」
「俺はまだ長寿を願われるような歳じゃない」
「あーシャンペンうまー!」
「……おい、お前下戸じゃ……」
「ね、眠くなってきた!………ぐー!」
「ね、寝た………おい、シルヴィー」
「ぐおおー……」
「…おい…この食材の焼け野原を俺一人で片付けろと…?」
「ぐー………」
「…………はあ…食うか」
十月十日の悲劇
(毎年恒例の受難)****
取り敢えず、24日の前に10日でのお祝いです。
私は公式の24日の方をお誕生日として推してるので、中間祭ということで。
毎年黒焦げのケーキと料理をドレークさんにプレゼントする傍迷惑なアホの子ですが、ドレークさんも渋い顔しつつ満更でもないのです、実は。
ドレークさん、お誕生日おめでとうございます!
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[mokuji]
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