開幕早々いかがわしい注意
まほうのオナホネタ(えろはふぁんたじー!)
「占い師にどろどろに溶かされたかった」の別視点
くち、
手元にある女性器を模したそれに指を這わせれば、覗き見た先の彼女がぴくりと反応したことが分かり口元が自然と弧を描いた。
わずかに湿り気と温もりを孕んだそれは、確実に彼女とつながっているようで、戸惑うようにきょろきょろと見渡す健気な姿に愛しさがこみ上げた。
(ああ、けれど声が聞こえないな......)
ぱくぱくと動く口からはどんな愛らしく厭らしい鳴き声が漏れ出しているのだろう。普段他愛のない話をするその声が、はしたなく喘いでいるのかと想像しただけでゾクゾクと興奮が体を駆け巡る。
体は自然と足早に、けれど手は止めることなく彼女の部屋へと向かっていた。
入り口は弄ぶうちにすっかり湿り気を帯びていて、これ頃合いと中へつぷりと指を入れる。手元から聞こえるちゅぷんっという小さな音。一本、もう一本と指を増やしてばらばらに動かせば、中はどんどん蠢いていった。
ぐちゅ、じゅ、ぽ、ぐちぐちっ
彼女の部屋が見えてきた。訳ありばかりが集まっているせいか、意外とプライベートの確立されたこの部屋で、寝入った他の者に邪魔される必要はないだろう。
「あっ、んん......だめ、だめっ」
そっと耳を寄せたドアから、ごく僅かに彼女の声が聞こえた。つい刺激が強くなってしまっていたのか、耐えきれず倒れた体を回転させる。うつ伏せて体を丸めながらやり過ごそうとする向こう側の彼女に息が荒くなり、すっかり起ち上がった自身の熱にも片手が伸びる。
にゅち、
指先は早々に先走りに濡れた。
ああ、この玩具越しに思い切り貫いてしまいたい。けれど我慢だ。最初はやはり、彼女本人でなくては。
「はっはぁ、はぁっ」
まさか自室の外で息を荒げた男が自分をおかずに自慰に浸ってるとは露ほども思っていないのだろう。あえぎ続ける彼女の体が強く跳ねた一点を刺激する。
「あんっ」
口から先よりとびきり大きく飛び出た声はしっかりと耳に届いて、その拍子にびゅるびゅると白濁を溢す。
(さて、そろそろいいかな)
白濁をハンカチーフで拭き取り、ぐしゃぐしゃに丸めてポケットにしまった。これはしっかり、彼女にバレないように処分しなくては。
だが、それよりも、だ。
ぐちっじゅ、ずぷ、くちゃ、
息を落ち付けようとする彼女の中をまた責め立てる。いくら手元にあるのは作り物の性器だとしても、彼女のものだと思うと興奮が抑えられなくなってしまう。
「ひっん、あっあっ、あっ......!」
ぐっと甘やかな声すら耐えて、視線も向けぬまま手を動かす。きゅうきゅうと指の締め付けが激しくなった瞬間、その手を止めてドアをノックした。
こんこん、
酷く、怯えた様相が手に取るように視える。
「んっ」
出てくれないのか、という落胆と、どうしてくれようかという嗜虐心。ぐちぐちと弄ぶように手を動かしながらもう一度呼びかけた。
「なまえ、俺......イライだけど。さっき部屋から切羽詰まった声が聞こえたような気がして。大丈夫かい?」
「ん、ぅ」
ぐちゃっ、ぬぷ...っ
枕に顔を埋めた彼女は必死に声を抑えているらしく、たしかにあまりこちらの耳まで届かないのがなんとも煩わしい。
「なまえ......?」
まあ出てくれないなら構わない。
こちらが付け入るチャンスをこの手で作ってしまえばいいのだから。
ぬるり、の入り口をなぞり、その濡れそぼった指先でかり、と優しくクリトリスを刺激する。
「ひゃぁっ!?」
「なまえ、入るぞ!?」
「っいらい、だめっ」
一際大きな声に波立った鼓動を落ち着けて部屋のドアを開ける。見遣った先、ベッドの上にいる彼女はしっかりと枕を抱えて、今まで暴れまわっていたせいでぐしゃぐしゃなシーツの海に息の荒いまま座り込んでいた。
色気に当てられる前にその側にさっと近付いた。なんせここからが重要だ。気は抜けない。
「どうしたんだ!?」
「な、なんでも......なんでもないから」
「でもドアの外まで声が聞こえたよ。ちょうど通りがかったからなんとか聞こえたけれど、......顔色も悪いし息も荒い」
「ちょっとその、夢見が悪かっただけだから」
当たり前ではあるが誤魔化そうとする彼女が、すり......と腿を擦り合わせたのが視界の隅に入った。ああ、だめだ。一度離れないとボロが出てしまいそうだ。
「......水とタオルを取ってくるよ」
あまりにも目に毒な彼女の姿を隠すように、役割を果たしていないシーツを肩にかけてやり距離を置く。
部屋の備品やレイアウトはどこも対して変わらない。迷うことなく目的のものを手にして、タオルをそっと彼女に渡した。
「あの、ありがとう」
「気にしないで。俺こそ急に女性の部屋に押し入るような真似をしてすまない」
だんだんと落ち着いてきたのだろうか。最初は何を言おうにも言葉少なにしか返さなかった彼女が俺を見上げた。
「そんなことない。心配してくれて嬉しいよ」
ああ、そんな礼を言う必要はないんだ。
だって俺こそが、
「そんな......ああ、ほら。水も」
「うん」
おずおずと僅かにひとくち
その様すら色っぽくて、つい左手がそっとポケットの中に伸びていた。
ぬる、
「ん、ぅっ......!げほっ、けほ」
「なまえ!?」
ばしゃりと落ちたカップが服とシーツを濡らしていく。胸元に張り付いた寝間着が柔らかな肢体を浮かび上がらせ、すぐに体を丸めたことで見えなくなった。ゆっくりと背中をさすれば暖かな体温。
そして指先は変わらず熱いそこへ、
「ぁ、くっ」
ぬるりと滑るそこを優しくなぞる。膨らんだ秘豆に近づくたびにひくりと肩が揺れてなんともいじらしいが、それでも今はまだ態とらしく心配する番だ。
「大丈夫か。苦しいのか?」
「っ......!」
その言葉な首を横に振って必死に大丈夫だと返す彼女はどこから見ても真っ赤な顔で、そんなに振ったら、ああほら、そんなとろけた目をして。
(でもまだ駄目だ)
「.........ぇ?」
すっと手を止めれば、いつのまにか彼女は物足りなさげな声を出した。
「エミリーを呼ぶかい?」
意地悪くそう問えば、焦ったように静止をかける声。そうだよな。人を呼ぶなんてだめだ。こんな姿誰にも見せるわけにはいかない。
彼女の淫行を目に納めていいのも手を出していいのも自分だけなのだから。
「ぁ、ごめん......大きな声出して。えと、イライが背中さすってくれたから、大じょっぅあ!」
今度はダイレクトに、焦らすことなく腫れあがっている秘豆を撫でれば、縋るように目の前にいた彼女が腕の中に飛び込んでくる。
「んっふ、ごめ、ぁ......ごめ」
ぎゅうっと濃紺の服に皺が寄る。
ああ、ああ、なんて素晴らしいのだろう。この腕の中で、まるで俺しか頼るものなど無いように縋り付いて。目の前の男が何を考えているのか知りもしない可愛い可愛い人。
大丈夫だ、と優しく努めて声をかけながら、その柔らかな肩に腕を回して抱きしめた。
「ひっ、ん......いら、いぃ」
「ああ。ここにいるよ」
安心しきったように顔を擦り寄せて、下ばかり向く彼女の背で、回した両腕でオナホールの入り口をくぱぁと広げた。
ぐちっ
「っ!」
部屋に水音が響いた。
それは確かに、手元のそれではなく彼女の下腹部から聞こえたものだ。途端わずかに覗くいやらしい中がひくつくのがわかって、焦らすように手を止める。
「っ......はっ、はぁっ」
肩でぜぇはぁと大きく呼吸をしたあと、今の状況をゆっくり頭で理解したのか困惑したように彼女がぼやく。
「ぁ......わた、わたし」
ほろりと涙が伝った
今までゲームの中で、この荘園で、苦しい目にはあったことがあるが、彼女の涙を見るのは初めてだ。
「ごめ、ごめんなさい。イライ」
「大丈夫。大丈夫だからそんな泣かないで」
そんな、腕の中で泣かれてしまったら俺はもっとひどいことをしたくなってしまう。
「イライ、わたし......ぁんっ」
ぐぱ......ともう一度、先ほどよりも僅かばかりしっかりと花びらを開く。
「いら、誰か、触ってるみたい......ん、ふぅ」
まさかすぐ背中であそこを覗かれているのは知らないなまえが、縋るような目で俺を見上げた。
ごくり、と生唾を飲み込むのに合わせてうっとりとした彼女の視線が刺さる。
「やだ、きちゃ、ぁ......」
焦らそう、と考える余裕はなかったが、目の前から視線が反らせない自分の手は自然と動きを止め、結果的に彼女を追い詰めていたらしい。
濡れてぴったりと胸元のラインをさらけ出したまま、太ももで挟みこんだ自分の手に擦り付けるように、騎乗位になれないような拙い動きで腰が動いている。
彼女に見えていないだけで、もうすっかり陰茎は硬く反り返っていた。
「イライ、たすけて......こわいの。きもち、いいのに......たりないの」
「なまえ、」
だらしなく開いた自身の口から少し荒く息が漏れ、耐えきれなくなってその細く柔い肩を押し倒した。
「いら、っあ!や、いきなりっ」
「っ!」
白く柔い双丘の先に、ぴんと立った先端
「はっ......もうこんなにたってる」
目の前のご馳走を我慢できない獣のように荒い呼吸のまま、そこにむしゃぶりついた。
「んっちゅ、じゅっ......ふ、む」
「んっんんん!」
開いた唇は柔らかな胸に僅かに沈み込み、舌はそっと尖へとぬるりと絡みついた。僅かに舌先を尖らせてつついたり、噛まない程度に歯を立ててみたり、ちゅうちゅうと吸ってみたり、その度に視覚と聴覚と、ああ、味覚も甘さを感じる気がするし、嗅覚も彼女でいっぱいだ。
「は、あんっ......すっちゃ、あっだめなの。かりかりし、ちゃあっ」
やらしく喘ぐ彼女のもう1つの膨らみも指でこりこりと弄っていると、刺激に身悶えていたはずの彼女がもじもじと下半身をくねらせた。
絡まった下半身を動かして、すりすりとあそこを太ももにこすりつけられる。ここまで誘われては答えぬわけにもいかない。ちゅ、と先端に唇を落として離れれば、銀糸が繋がって、てらてらと光る胸と別の刺激を誘う肢体に口がにんまりと弧を描いてしまう。
「なまえ」
「な、に?」
口端の唾液をぺろりと舐めとると耳元にそっと口を寄せた。ふわりと髪から良い香りが漂ってくる。
「さっきから俺の足で気持ちよくなってるでしょ」
「......っ!!」
最初きょとんとした彼女は下半身へと視線を動かし、おそらく濡れてシミのできた俺の服を見たのだろう、かっと顔を赤くした。
「っだって、......だって足りないの」
もじもじとこちらを伺う彼女の可愛らしさに、俺の指も自然と望む場所へと向かっていく。
「ここが?」
ぐじゅ、
「ひぅっ、ぁ、そこぉ!」
ついにだ。物越しではない本物の彼女の膣圧が指にきゅうきゅうと、先ほどの比ではないほど吸い付いてくる。
「これは1本じゃ足りないな」
「ぅんっ、たりな、いのぉっ......ああっ、ぐちゅぐちゅ、だめ、きもちぃ」
もう声を抑えることもなく、揺れる腰も気にせず言葉を紡ぐ姿は想像以上のものだ。
「ははっ、あーーかわいいな」
そういえば、先ほどオナホ越しに覗いた彼女の中はどうなっているのだろう。
むくむくと湧き上がった欲のままに指を抜けば、あ、と切ない声が漏れでて、それににやつきながらさっきまで蹂躙していたその穴を広げるようにじっと見た。
綺麗に整っていた製品とは違う、覆い茂った恥毛や生々しい肌の色、そして先ほどよりも激しく濡れたそこからは想像以上の興奮が感じ取られて、思わず口から笑いが溢れてしまう。
「はは、ひくひくしてるよ。しかもよだれまでこんなに垂らして」
「ぁ、み、ないでっ......や、足りないよぉ」
「じゃあどうして欲しい?」
意地悪くそう問えば、もう随分と限界が近いらしい彼女は間をおかずに俺を求めてきた。
「イライのっイライの早くっ」
「かわいいなぁ」
そっと柔らかな髪を撫でて、服をくつろげて限界まで張り詰めたそれを露わにする。ご褒美を前にした犬のようにじっと視線を逸らさない彼女の、秘部から漏れた愛液でわずかに濡れた太ももにぺたりと、熱を押し付けると彼女が喘いだ。
「あっ......あ」
そのままずるずると、柔らかな足のラインをなぞるように根元へ近づいて、ずるりと濡れそぼったおまんこに熱を這わせる。
「あつ、」
「はぁ、んっ」
秘部のひだひだに擦れて、ぬちゅぬちゅと聞こえる中、時折くちっと先端が穴にはまって、その度に嬉しそうな喘ぎ声がした。ああ、このまま一気に入れてしまいたいけど、
「ふふ、入っちゃいそうだね」
「はや、く......ああっ、中入って、」
ちゅぷ、
先端を浅く埋める。
焦らされて飢えきったそこは僅かな先端だけでも思い切り締め付けてきて、歯をくいしばりそれに耐える。
ぬぷ、ちゅぽっ
「あんっ、え、なんで......ひっ」
「はっ、ははっ」
随分と可愛らしい音を立てながら一度抜けば、気持ち良さと我慢しなければならない苦痛に笑うしかなくて、尋常じゃない暑さに乱暴に服を脱ぎ捨てた。
どんな我慢勝負だと、けれど彼女の物欲しそうな姿を見れば見るほど楽しさが勝ってやはり浅く挿入を繰り返す。
ぬるりと額を滑る汗を拭い、すっかり放置していた乳首をくりくりとこねくり回した。
「や、いら、......イライぃっ」
「下の口、キスするたびにすごく吸い付いてくるよ。先だけでこれじゃあ、奥まで入れたらどうなっちゃうんだろうね」
やはり浅く繰り返しながら問うと、すっかりふやけきった彼女が奥まで入れられるのを想像したのか強請るような顔をした。
「ぁ......お、く」
「ねぇ、欲しい?」
舌を首筋に這わせて、ぬるぬると耳の裏までなぞりあげる。ふるふると震える彼女の耳に、唇を寄せた。
「奥、突いて欲しい?」
「ひゃ、んっ!ほし、ああっあ、あんっ」
囁くと同時にじゅぷ、ともう少し深くまで中に入れると一層声が激しくなって、ああ、そう簡単に楽にはさせてあげられない。そう外に出ようとした俺の動きを察したのか、呆然ととろけていた彼女がはっと声をあげた。
「イライっ、ほしい、のっ」
「どこをどうしてほしい?」
そう問えば、彼女が下腹部に手を添えて俺を懇願するように見上げた。
「ここっ、私の、ぐちゅぐちゅの...んっ、もっと奥の方までっ!イライので突いて、奥まで、いっぱいに、なか気持ちよくっあああん!」
「はっ、く」
ずちゅん、と一気に奥まで押入れた。瞬間全体に絡みつく圧に頭がぐるりと回ってしまいそうになる。
一度動きを止めてイってしまいそうになったのを耐えたが、我慢できない。ずちゅずちゅとすぐに腰を動かした。
ずりゅ、じゅぷっぐちゅんっ!
「は、あっあんっ......ん、ぅ」
ぬるりと湿り気があって、締め付けも強く、そして揺れる胸と絡まる脚。
「あ゛ーーっ、中、すっごい」
「ひっぅ、んぁっあっ!」
母音しか出てこないなまえの中を出し入れするたびに、びちゃびちゃと液と先走りの混じった汁が溢れでる。
「はは、見てこれ。はぁっ、まだ出してないのに、ん、こんなにびしょびしょ」
繋がったそこに這わせた指を見せつけるように舐めると、いやだいやだと駄々をこねる子供のように顔を振ってなまえが視線を逸らす。
「こら、」
「ぇ、ひぅんっ!」
逸れた視線が気にくわなくて、彼女の太ももを掴むともっと奥へと先を壁にこすりつけた。とたんぎゅうっと締め付けていた中がひくつき始める。
「ははっ、すごいな」
「んんん!!お、くっ......奥だめぇっ!」
もっと奥へと進めば、子宮があるだろう。
「この、辺り......かな?」
震えるお腹の、少し下のあたりをくっと指先で圧迫する。
「あぅっ、や、はぁっ......んん!」
はくはくと、その圧にすら感じいるなまえが不意に俺に手を伸ばした。
「なまえ、?」
「いら、いっ」
首元に白い腕が絡みついて引き寄せられる。想定外のタイミングで近付いた顔に、どきりと心臓が波打った。
「ん、」
「へ」
目元にひとつ、そして首元にも、口付けが落とされる。がちりと体が固まった。
「いらい?」
「......」
反応を返さなかったからか、少し不安そうな顔で見上げる彼女に吸い寄せられるように顔を近づける。
親指で厚みのある柔らかな下唇をふにふにと刺激しながら近付くと、なまえはさせるがままに瞳を閉じる。
「ん」
鼻にかかった声はぐちゃぐちゃに責め立てた時とは違う色っぽい声に耐えきれず、貪るように舌を滑り込ませた。
「んぅ、ふっ......」
「んっ!」
ぬるりと絡まると同時に、動きがすっかり止まっていた中がきゅうっと強く締め付けられる。
「悪い子、だな......っ」
「は、はぁっ、だって、イライが」
「でも感じてるのはなまえだろう?ほら、」
逃がしてくれそうにない中からずるりと引き抜くと、細い腰がひくひくと揺れる。そのままずちゅんと一気に奥をついた。
「〜〜〜〜っ」
声にならない様子の彼女だが、こっちも限界だ。はっはっ、とだらしなく呼吸をこぼしながらへこへこと腰を動かす。
「一回出しちゃおうか」
「あっん!いら、あっあっ、ひぅ」
ずちゅんっ、ぱんぱんっと突く速度はどんどん増していき、締め付けも高まりもどんどん強くなっていく。
「ああ、ああっ、気持ちいいよ。分かるかい?」
「ひぁうんっ!わか、わかんんっ、だ、奥......!ひっああっ」
「中で、はっ......そんなにはしたなく吸い付いて」
ずぷっ、ばちゅん!ずちゅ、
せまい壁を押し広げるように擦り上げて、奥へがつんと衝撃を与える。
「ん、んっ、ふ......あ!?」
「はっぁ、くっ」
じゅぷじゅぷ考えられないくらい激しい水音の中で、何かが奥の方でハマるような感覚がした。強く声が漏れたのはお互い同じで、この感覚はきっと、
「子宮が降りてきた、かなっ......はっ、くそ」
「や、らめっそれだけはっ......きもち、ああんっよす、ぎてぇ......あ!あっ、ああっ!」
「いちばん、おくに、はっ...ぁ、ぐ!!」
じゅぷん、ばちゅっ、
どんどん早く、目当ての場所を目指して何度も何度もそこを突き上げる。
「ひんっ、あっいら、イライ!ああっ」
「ああ、いきそうっだ、」
まるで発情期の動物みたいに腰を振って、汗が散るのも気にならなくて、だらしなくよだれを垂らして喘ぐだけ。
どんどん高まっていく中、不意に突いた拍子にぴったりと、奥の、さらにその先の穴に先が埋まった。
ぬちゅっ、
「っあああ〜〜〜っ」
「はっ、で、る......!!」
はまり込んだ瞬間頭がはじけて、イった膣がとどめとばかりに男根を締め上げた。耐えに耐えた分の白濁がどろりと中に流れ込んでいく感覚がした。
じわりと広がる生暖かさ、そしておそらくはすっぽりと子宮口にはまったまま中出ししているという興奮。
ずりゅ、ぬぷ、ぐじゅ
「ぁっ、だめ、まだ」
残りを出し切ってしまおうと先がぴったりはむって吸い付かれたまま小さく前後すると、絶頂を迎えたばかりの中はすぐさま締め上げ始めて、
「ぁっ、そんなに締め付け、くっ」
「んっふ、ぅ」
こちらもまだ出したばかりで、さらに加えてこの刺激だ。外へ逃げようと腰を引き、ちゅぽん、と子宮口から外れた拍子になまえの腰が跳ねた。
「ぁ、くっ」
ぴゅっぴゅ、と浅いところで漏れた精液が漏れる。そのせいだろうか、慌てて引き抜いた穴から、とろりと白濁が漏れた。
「ああ、浅かったか」
あまりにも淫靡なそこにぐちゅ、と指を這わせて垂れた白濁を掬い上げる。
「ひっあ!」
(このまま孕ませてしまおうか)
中に戻すようにその指を押し込み、手前の壁に擦り付けるようにグリグリと動かす
「ぁ、んんっ」
「さて、次はどうしようか」
荒い息のまま汗を吸い込んでじっとり濡れた目隠しを放る。
「イライ」
手を伸ばしてくれた彼女に指を絡めながら握れば、深い口付けの中また互いの体は沈み込んでゆく。すると不意に彼女の意識が別の方向を向く。
過去を思い返すような視線が脱ぎ捨てられた俺の服に向きそうになって、まったく気に食わないとその唇に吸い付いた。
じゅ、
「んっんぅ」
「俺がいるのに、考えごと?」
戒めるようにぬちゃりと絡んだ舌先を食んだまま吸う。原因なんて気にする必要はない。なまえはただ、俺のことだけ考えて溺れてくれればいい。
「なんでもないから、もっとちょうだい?」
「ああ。仰せのままに」
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