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合同合宿、とは言っても短いものだったが。それもあっという間に過ぎたのにまた合宿の話が上がってきた。そう、GW合宿。しかも行き先は、

「宮城とな……」
「何ばーさんみたいな顔してしみじみ呟いてるんだよ」
「夜久君、最近ちょっと手厳しいね」
「フレンドリーなんだよ」
「まぁそうかもしれないけど、ふぁ……あーねむ」

少し倒していた座席を更に倒して目を閉じる。が、すぐに瞼を開けることになった。

「お前よくこんな騒々しい中で寝れんな」
「私いつでもどこでも寝れる高性能タイプだから」
「んなに眠いなら早く寝りゃいいだろ」
「早く寝ても足りないの」
「合宿中は頑張ってくれよー」
「だいじょーぶ。労働時間としてはバイトよりずっと楽だから……多分」
「まぁ今回は色んな学校とやるから、こないだの合同ん時みてーに遅くまでとかにはならないしな」
「あー確かに。なんだっけ、ゴミ捨て……?」
「ゴミ捨て場の決戦な」

最終日、試合が決まった因縁のある相手……烏野とかいう学校だ。

「ネーミングセンス」
「……言うな」




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