私、死んじゃう?
頭の中はそれでいっぱいだった。周りはなんか光ってる物騒なもの刃物とかどう考えても日本じゃお目にかかる事のそうない銃とかそんなもの持ってる人ばっかりで、正直その人達の格好もなんか変だけど正直そこについて考える余裕はない。
いきなり知らない場所にいて驚いているうちにあっという間に場所は会議室。武装した少年青年とスーツの強面なおじさん。後者はどうみてもお偉いさんだ。
「城戸司令は」
「あと5分程で到着するそうです。何分、唐突でしたから」
「全く。唐突もなにもないだろう。どうやって侵入した!一体何者なんだ!」
明らかに私を無断で侵入した危険因子として見ている発言に更にお腹が重くなるような感覚。恐らくその城戸司令という人が来たら尋問かなにかが始まるのだろう。
「おいキサマ!黙ってないで答えんか!!」
「っ!」
勢いよく机を叩く音に肩が跳ねた。
「まぁまぁ鬼怒田さん、女の子相手なんだからもっと優しくしてあげないと」
「だが確かに、どうやってここまで侵入したのか気になるな。ここまで来れそうには見えないが……」
「どうせそいつもネイバーに決まっている!」
ざわざわと騒がしくなる室内に肩身の狭い思いでただ立ち尽くしていると、後ろから扉の開く音がして、それはもう強面の人が。
終わりだ、諦めたくないけどこんなのもう終わりに決まってる。私ここで死んじゃうのかなぁ。それとも何も知らないなんて言葉信じてもらえなくて……拷問…………ああそんな。
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