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 精液を舐め終わって満足したのか、青がカチカチになって勃ったままの自分のものを、ゆるくなった俺の尻の穴に固定した。

 そして、俺のことを持ち上げたかと思うと、ぐいっと腰をつきだす。

「んっ、く、ぅぁ」

「あは、やっと一つになれるね、深海。大好きだよ」

「んぁっ、あぁ、あっ、ひぃ!?」

「くっ、ぅ」

 腰を支えていた手をいきなり外され、俺はそのまま青のものに貫かれるみたいに身体を落した。

 ずんといきなり奥まで入り込んでしまったものに、はくはくと息が続かない。

 どくどくと青のものから鼓動が聞こえてきて、身体の奥が熱くなる。

 まるで青と自分の身体が熱く溶け合っているみたいで、すごく幸せな気分だった。

「深海、深海、俺の物、俺だけの、深海……っ」

「ひ、ぅ、あ! あっ、い、いきなりっ、はげ、しぃっ、んっあ」

「はっ、深海、可愛い。もっと溶けて」

 俺の中を全部その熱で溶かしてしまおうと、早く激しく動き中を攪拌する青。背中が浴室の壁に当たって少し痛かったけど、あまりに強い快楽に俺は喘ぐしかできない。

 パンパンと腰を打ちつけられる音が浴室に響き、それと同時に俺の低い喘ぎ声も反響していることに気づいた。

「んっ、今、締まったぁ。気持ちいの? 深海、はっ、溶けそう?」

「ふあっ、ぁっ、それしたらぁ、だめっ、声、がぁっ……っんあっ」

「声、可愛いよ。ふぅ、深海、奥突かれるの好き、でしょ? すごく溶けそうな顔、してる」

「ふあぁぁっ」

 さらに激しく動かれ、もう響く声なんて気にしてられない。

 青はじっと俺の顔を見ていて、そんな俺は青の言う溶けた顔をしているのかもしれない。それって一体どんなだらしない顔なんだか。

「んっ、深海、もう少しで俺の物、はっ、だね。ぅっ、深海も、もう、溶ける、でしょ?」

「あっ、あっ、ぁ……っ、もっ、溶ける、からぁっ、あーっ」

「ふふ、うん。溶けて。……はぁっ、ふっ、一緒に、溶けよう」

 そう言うと同時に、俺の前を思いっきり扱きながら動き続けた青。

 もちろんそんな動きに耐えられるわけがない俺は、そのまま身体を震わせて。

「あ、あ、あっ、んぁあっ、ん、あんんっ……っ!」

「ふっ、くぅ」

「っ、っくあぁ、あっ、あーっ、っ……!」

 びくびくと身体を震わせながら、前から白濁をまき散らす。身体の奥でも熱いものがはじける感覚がして、青も身体を震わせいてた。

 お互いが出しきると、青が小刻みに動き出して、中に吐きだしたものを、俺の中に塗り込もうとしている。

 そんな動きにも快感が伴うけど、青を制する気力も残ってない俺は、そのまま青の気が済むまで喘がされ続けてしまった。

 うーん、俺もしかして甘やかしすぎ? そう思ったけど、でも青が幸せそうだからいいか、と結局思ってしまう俺だった。

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