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「ひぅっ……あ! んぅうっ、ふあっ」

「ん、ふぅ……はぁ、道」

「……っはぁ、は……」

 びくびくと身体を震わせ、耐えきれずイッた僕。

 狗牙はそんな僕の頬を舐め、後ろから指を抜いた。

「道のイキ顔すげぇ可愛かった」

 ……ほんと調子に乗ってるよねイヌのくせに。でも、まあいいかたまには。

 たまになら、リードを握ることを許してあげるよ。仕方ないから。

 僕は狗牙に覆いかぶさられたまま、いかにも射精したばかりですっていう顔で狗牙を見上げた。

 そんな僕に狗牙はごくりと喉を鳴らし、ぎらついた目で見返してくる。

 ほんとは騎乗位になって、狗牙を見下ろしたいんだけど、まあいいか。

 どうせ正常位でしたとしても、狗牙はイケないんだから、最終的なリードは僕が握ってるもの。

 狗牙が気づいてるのかわかんないけどね。

「ねえ、狗牙、今日はこのままさせてあげる。おいで」

 恥ずかしげもなく足を左右に開き、狗牙を導く。

 狗牙はズボンを脱ぎ棄てると、逆らうことなく僕の中に自身を埋め込み、激しく突き上げた。

「っんん、ぁあっ……あっ、んふぅ」

「くっ、道……みつ、ん」

 そのまま止まることなく狗牙が突き上げ続ける。

 しかも前回と違って、今回は前立腺を狙ったみたいにして突き上げてくるから、一々意識が飛びそうで困る。

 僕のお尻に腰を密着させるようにして身体の奥で小刻みに腰を揺らし始めた狗牙。

 僕は快感で霞む頭で中で穿たれる物を絞めつけてやった。

「――っ! はぁ……くっ」

 僕の締めつけに、身体を停止させ、ぶるりと腰を震わせ始めた狗牙に、僕は喘ぎながらだけど、しっかりと囁いた。

「こ、がぁ……あっ、ん、だめ、だよっ、ふぅ……言った、あんっ、でしょ?」

「! ふ、ぅ、みつ……っ」

「そ、な顔しても、だぁめっ……僕が、いいって言うまで、イッたらだめ、だから、ぁっ、ね」

 眉を下げた狗牙に笑って、僕は後ろを絞めつける。

 狗牙はイキたくて仕方がないのか、射精感を耐えるように、じっとして動かない。

 そんな狗牙を許すわけなく、僕は後ろを断続的に締めつけた。

「狗牙、ほら、僕のこと気持ちよくしてくれるんでしょ? 動いてよ」

「っみつ……」

「ね、早く、んっ」

 狗牙が動くように、僕は腰を揺すりたてる。
 狗牙は身体を震わせながらも、僕の命令に従って、腰を振り始めた。

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