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  あとがき


まず初めに、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今作は「江戸紫の縁」「江戸紫の絆」のシリーズ物になっています。
縁は、水心子正秀と審神者の出会いから結ばれるまで。
絆は、審神者がお見合いをしなければならなくなった話となります。
前編である「江戸紫の縁」を読んで頂ければより一層楽しめる作品でした。

水心子正秀は人は人、刀は刀と言葉にして割り切って話す刀剣男士です。
前作では人と刀は交わるべきではないと思いつつ、自分の気持ちを受け入れました。
今作は、ライバルとも言える審神者と年頃も割と近い人間の男性が現れた事で、自分の想いに戸惑い躊躇していました。ですが、審神者を追い詰める言葉に全て吹っ切れます。
そして5章の結果に至ります。

すべての刀剣男士に言えますが、人間の命なんて刀の寿命から比べれば一瞬の出来事だと思います。それでも、彼等は人間が作り出した歴史の為、自らの伝承を守る為に刀を振るいます。
この本丸の水心子正秀は、それに加え人間の女性を愛し生涯を共にすることに決めました。いつかは訪れるその日まで水心子正秀からすれば、本当に一瞬の事だと思います。
水心子正秀とこの本丸の主である審神者の最後はどうなったかは、わかりません。それでも戦をしている身なので、お互いに後悔をしないように過ごしているんじゃないかなとは思っています。

最後になりましたが、読んで頂きありがとうございました。

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