ひらひらと舞うスカートからスラリと伸びる足。そして、可愛らしいダンス。そんな彼女らを見るなまえは変態そのものだった。いや、確かに可愛いと思うよ。おれはあっちゃんよりまりこ様派です。ってそうじゃなくてだな、彼氏が珍しく休みで一緒に部屋に居るって言うのに、なんだ。お前、そんなにこいつらが好きか?え?
「なぁ、」
「…」
「なぁ、なまえ」
「ごめん、今あっちゃんソロだから話しかけないで」
「…」
酷い、なにそれ。俺だって泣くよ?悲しくて涙出るよ?そんな事思いながらも、なまえは隣で「ともちんが私に投げキッスした!」なんて言ってる。いや、ねーから。勘違いだから。俺は、ついに居ても経っても居られずDVDの電源をぶちりと切った
「いぃぃやぁぁぁぁ!」
「嫌じゃねー!お前いつまで見てる気だ!」
「死ね、藤真死ね!」
「ちょ、苗字とか!他人みたいに言うんじゃない!」
「あー…ばかぁー…」
「馬鹿じゃない!なんだ、お前は!あれか、スカートはいて踊ったら注目すんのかー!」
「ちょ、やめろ!私が見たいのはあっちゃんなんだよ!藤真じゃない!」
「だから、名前で呼べー!」
そう言って叫べば、なまえは素直に「ごめんね、健司」と謝った。なんだよ、急に素直になって…
「確かに、ずっと放置してたのは悪かったかも」
「だろ?分かってんじゃねーか」
「うん、せっかくの休みで2人で居るんだもんね」
「…そうだよ」
「…大好きだから、安心して?健司」
「…おう」
「で、もうDVD見ていい?」
…反省してねぇ…!
ポニーテールと、
010829 私はたかみなが好きです