一生のお願い!そう言って宿題を渡せば次屋は表情を変えずに「お前の一生は何回あるんだよ」と言って、宿題を押し返された。確かに次屋の言ってることは正論だった。わたしは今の一生のお願いで10回は越えているだろう。だか、今の私にはそんなの関係なかった。とにかく、とにかく今すぐに宿題をやってもらわないとならないのだから。



「お願い、次屋!やってください!」

「遂に言い訳すらしなくなったか」



欠伸をする次屋に苛立ちを感じ、私は遂に痺れをきらして「伊賀崎くんの所、行ってくる」と言って立ち上がった。すると、次屋は私の右手を掴んで「待って」と引き留めた。




「一生のお願い、聞くからなまえも俺の一生のお願い聞いてくれる?」




まさかの展開に驚きながらも、私は「…何?」と尋ねる。次の瞬間、次屋から発せられる言葉に私は宿題の事なんか忘れてしまうのだった






「俺と、付き合って下さい」






神様にお願い












「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -