(かるーく殴られてますので、注意)
次屋に呼ばれて長屋に行けばそこにはだれもおらず、可笑しいな。なんて暢気に思っていると後ろから「…なまえ」と呼ばれた。私はゆっくり次屋の方を振り向き「…他の2人はどうしたの?」と聞く。次屋は笑顔で「今日は違う部屋に行ってもらった」と呟いた。嗚呼、またか…と思った瞬間、右に激痛が走りパシンと言う音と共に私の身体はドンと横に倒れた。そして、そんな私の胸倉を掴み優しく接吻をする。そして、
殴る殴る、殴る…
私が目を覚ました時には次屋はわたしのことを泣き出しそうに見ながら、「…ごめん」と呟いた。謝るくらいなら、殴るんじゃねーよ。いつもいつも、痛いんだよ。と心の中では思いつつも「…いいよ」と返事をする。さっきも言ったとおり、次屋に殴られるのは痛い。次の日に頬は腫れるし、熱いしで授業なんて出れたもんじゃない。なのに、私はこうして次屋に殴られることを拒否したり嫌がったりしないのは、やっぱりそこに愛があるからだと思っている。私は次屋に依存して次屋は私に依存して、そうやって愛ができていけば良い、そうやって繋がっていけるのであれば…私は幸せだ
骨の髄まで
(愛してる)