あなたの為に | ナノ


洞窟のような場所に、アリアは水音と魔物に気をつけて進んだ。

どんどん奥へと進んでいくと分かったとき、突然背後に気配を感じアリアは振り向きざまに後ろに下がった。


「分かっていましたよ、あなたが来ることは」


「っ!?」


『ちっ……よりによってお前が……!』


「……さあ、こちらへおいでなさい」


目の前に現れたエルレインに、ユリアラは『アリア、離れろ!』と叫ぶが一歩遅く、アリアは光る何かに拘束される。


「っはな……して、え……!!」

「……あまり、でしゃばらないことだ。お前にはまだ役目が残っている。アリア・エクリア」



エルレインの言葉と共に眩い光が、アリアを包み込む。



またしてもアリアはエルレインによって操作されてしまう。



prev * 95/117 * next
+bookmark
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -