シラフの狂人
撫でるような難しさだ
「脳みそを吐き出しそうよ」
ミルクティーが怖くて逃げた
吐き出す位置として
三人称で一括り
再生から抗う
舐め合う咎
なけなしの愛情で許して
瞼の裏だけが綺麗だった

イージーな君へ
朱い弔い
青き週末の傍らで
赤い毒を塗って、その唇に
透明な羊水の中で自殺
白い罪が降る
宇宙の日没
灯せるか、血の色よ
偽りない嘘をつく
道化師はゆりかごで眠れない

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