(青峰から電話)

『あーもしもし、テツ? 今ヒマか? ちょっと相談があんだけどよ』
「青峰くんこんばんは。相談なんて珍しいですね。いいですよ、僕でよければ。また今度バニラシェイク奢ってくださいね」
『お前、ホントあれ好きな。じゃあ次会ったとき奢るわ。……で、ほら、明日なんだけどさ。節分じゃん?』
「節分、ですね」
『豆まきとかはどうでもいいんだけどよ。節分イコール恵方巻きの日じゃん? 黒くてデカくて太いモノを口いっぱいに頬張る火神を合法的に視姦できる日じゃん? この機会を逃すバカは居ねぇってコトで、無事火神と明日会う約束取り付けたんだけどよ。ここからが問題なんだよな。なぁテツ、どうやったら自然な流れで「俺の太巻きも食ってみるか?」「あ、青峰……///(トゥクン」的な展開に持ち込めると思う?』
「…………青峰くん」
『おっ、何か浮かんだか?』
「とりあえず、そうですね。真剣に話を聞いていた僕の行き場のないこの気持ちを一体どうしてくれる、とはあえて言わないでおきますが、とにかく君が今目の届く範囲にいなくてよかった。今君が傍に居たらうっかり足が滑って君の言うその『太巻き』?ですか?が、しばらく使い物にならなくなるような不幸な事故が起きていたかもしれません。流石にそれは僕も同じ男として多少心が痛みますからね。ええもうそんな事態にならなくて本当によかった」
『淡々と怖いわ! あと何で地味にキレてんだよ!』
「いい機会だから言っておきましょう。僕の天使に対する不埒な妄想を僕は許さない。絶対にだ」
『お、おう』


特にオチなどはないのだよ\(^O^)/

2013/02/03 22:19


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