「ゾロー、ゾロー」

「あー?」

「勉強進まないよー」

「あー」

「数学とかわかんないよー」

「あー」

「英語とか無理だよー」

「あー」

「テストなんか嫌いだよー」

「あー」

「………………ゾロもきら「なにか言ったか」

「いだだだだだだ!頭掴まないで!嘘です嘘です!大好きです!」

「ふんっ」

「ぐすん…ひどい」

「嘘言うお前が悪い」

「ごめんなさい」

「ん」

「でも、勉強わかんないのは本当だよ?」

「………まぁ、それはしかたねぇな」

「ヘルプー……」

「……わかんないやつに助け求めても無駄だぞ」

「………………」

「………………」

「…………絶望的だ」

「あぁ、同感だな」

「うわーん!このままじゃ冬休み補習だよー!どうしよー!ゾロとの時間がなくなっちゃうよー!」

「……………なぁ」

「うわーん!……ん?なに?」

「思うんだけどよ、二人で一緒に補習受ければいいんじゃねぇか?」

「………………」

「そうすりゃ、結果的に二人一緒だろ」

「………………ゾロ」

「ん?」




















「ナイスアイディア!」

「だろ」





二人だったら
OK!




「………だからあんたら全教科この点数なのね」

「「いや、努力はした」」

「…………あっそ」









ちゃっかりバカップルな二人と、苦労人ナミさん