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珍しくルフィ先輩が考え事なんてしてるもんだから、サンジ先輩と2人でルフィ先輩を凝視してみた

沈黙を破ったのは気のせいか頭の上に閃きの電球が見えたルフィ先輩だった







「じゃあナナシが嫁になればいいんだな!」



「「はぁあああああああ!?」」


再びニシシと笑ったルフィ先輩にそんな声をあげたのは勿論当事者の私!(と何故かサンジ先輩)



なんで嫁になるの!
お弁当から何故嫁になるの!
ていうか私、花嫁修行してない!

どうしよう!
式はどうするんだろう…
無難に教会?神社?
あの無垢だっけ?着るのかな
私はドレスがいいなあー…


あれ、待てよ
ルフィ先輩が着物?着物?
着物見たい!絶対格好いいよね!

でもタキシードも捨てがたい!
ルフィ先輩のタキシードかー
あ、やばいにやけるって!
タキシードやばいって!
やっぱ教会か。教会だな!




「ナナシちゃん心の声が全部漏れてるよ」


苦笑いをするサンジ先輩のその言葉で私は妄想の世界から瞬時に戻ってきた


自分が考えていたことが全部漏れていたことが分かった途端、顔が一気に熱くなる







「ナナシはドレスが似合うと思うぞ」



不意にど天然のルフィ先輩が投下した爆弾がさらに私の顔を赤くさせる。ルフィ先輩はと言うと、いつもと変わらない無邪気な笑顔を見せている。



(ひいいいい!たち悪いよぉおおおお)(ルフィだからなー…)



「サンジー!、そういや今度試合あるよな?」


「あ?おー、あるけどそれが?」


急に話題を変えたかと思えば、


ナナシ弁当作って来いよ!


そう言ってルフィ先輩は自分の小指を立てた。

サンジ先輩は他人事のように
じゃあ俺のもお願いしようかな、なんて言っている。


小指立てたら駄目じゃん。
暗黙の了解じゃないですかー。
指切りげんまんとかずるいー。


しぶしぶ自分の小指をルフィ先輩の小指に絡めると耳元で先輩は囁いた




(花嫁修行頑張れな!シシッ)





迷宮入りな
恋の事件簿



(ルフィ先輩は確信犯なんですか計画犯なんですか!どっちだよぉおおおお)
(どっちもほぼ同じじゃねェか)
(何言ってんですかゾロ先輩ったら)(何で俺が馬鹿みたいになってんだよ)





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『海の果て』のさくらさん宅の企画に参加さしていただきました。

ふふふ、このイチャイチャさんたちめっ。早く結婚しちゃいなよキミら、と言ってやりたいです。

式には是非私も呼んでもらおうと思います←


素敵作品ありがとうございました(*´∇`*)



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