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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -

〈ナミ編後〉



初めて見たとき、おれは稲妻が走ったさ


……あぁ、天使って本当にいたんだって


そりゃあナミさんも素敵さ!女神さ!

でも彼女にはナミさんとは違った魅力がある…


なに?どこら辺が?


……おまっ、そんなのもわかんねぇのか!?


しゃーねぇなぁ…おれが説明してやるよ



髪のように真っ白な心

そして食べ物を粗末にしない真面目さ


裏表のない彼女の言葉は例えよく聞く単語でも嬉しく感じる


いただきます

ごちそうさま

おいしい

ありがとう


全部心に真っ直ぐ届いてくる……














それになにより彼女はものっすごくかわいいんだ。そりゃナミさんもかわいいが。もう二人は比べられないほどに!ナミさんが全てを産み出した海ならば、彼女は晴れ晴れとした青空。ナミさんがビターなチョコレートケーキなら、彼女は大きなイチゴの乗ったショートケーキ。ナミさんが黄金に輝く金塊なら、彼女はそれに劣らない美しさを持つダイヤモンド。ナミさんが………





(コック、暴走につき調査続行不可能)

――――――――――



あぁ?あいつをどう思うって?

そうだなー……まぁ、元気な奴だよ


あれで15歳ってのはビックリしたが、あれはあれでいいとおれは思う


あ!そうそう

この前あいつがでっけー魚釣ってよぉー!スゴかったぜ!


ホント、釣りだけは敵わねぇよ



ん?もちろん他はおれの圧勝だ!

このキャプテーン・ウソップ様が負けるわけねぇ


これはおれがとある南の海に行ったときの話だが…ものスッゴク巨大な食人植物に出くわしてな、それはもうおれの8千人の部下も敵わなかった……。しかーし!このキャプテーン・ウソップの活躍により……





(興味がなくなったので、狙撃手を放置し調査終了)

――――――――――


また聞きにきたの?別にいいけど


そうねぇ……かわいいとは思うわよ

バカだけど


小柄だからだから私でもすっぽり抱き締められるの

まるで小動物


………例えるなら………バカな小型犬?


あ、別に悪口じゃないわよ


だって友達だもの





…………さて、こっから先は有料だけど……聞く?





(航海士の笑みから全力逃走したため、調査強制終了)

――――――――――



……………あ?あいつのこと?

…………断る


………かわいいところだぁ?

…………知らねぇよ


………………笑顔はどう思う?

…………………見たまんまだろ


………………………は?好きかって?

…………………………………べ、つに





……………………………はっ!?

い、いい加減にしやがれ!!

変態じゃねぇんだ!だっ、抱き締めたいなんて思うわきゃねぇだろーが!!

ぶった斬るぞ!!!





(剣士、顔を真っ赤にさせ暴れだしたため調査続行不可能)

――――――――――


ゴムゴムのー…………






銃〈ピストル〉!!!





(船長にいきなり殴られ全治3ヶ月)

――――――――――










現段階での調査結果


・変態、一名
・鼻、一名
・金の亡者、一名
・加害者、二名

仲間は増えたがまともな人物は減ったもよう。特に加害者二名に関しては意味がわからなかった。

後日、船長に聞いたところ「腹が減ってむしゃくしゃしてた」と笑いながら言ってきた。

次回からは食事後にいこうと思う


以上、"周りの人の胸の内を聞いてみよう隊(略して、MMK隊)"による、途中報告