〈リダム視点〉
おれの愛する娘はただ一人
命をかけてでも守りたいと思える唯一の存在
だと、思ってた
「よォ、そこの仲良しさんたち」
肩を並べながら地べたに座り込む二人に声をかける
青と黒が同時に振り向き、そしてまた青と黒が同時に視線を戻した
「んだよ、あんたか」
「今日も元気そうでなによりだよ」
…相変わらずおれへの扱いがひでぇな、おい
思わず乾いた笑いがこぼれる
くそ生意気な三十路間近の男二人。もう立派な大人だが、おれからしてみればこいつらも子供みたいなもんだ
「くっ」
「あ?」
「…どうしたの?」
「ふ…ははっ!」
「「……………」」
押さえることのできなかった笑い
肩を上下に動かしながら笑うおれを二人が気味悪そうに見てくる
愛する娘はただ一人
でも命をかけてでも守りたい奴らは一人じゃねぇ
「お前らもだ!」
「はぁ?あんたなに言って……って、んで頭撫でてんだよ!?」
「や、やめてってば…」
「んー?聞こえねぇな、ひひひっ!」
わしゃわしゃと乱暴に頭を撫でてやる
いつもする立場でされることに慣れていない二人はそれに照れながら文句を言う
それでもおれの腕を掴んでやめさせないあたりが素直じゃなくて…なんつぅか、微笑ましくなってくる
「まったく、お前ら可愛いな」
「「はァ!?」」
うはははは!ハモったハモった!
黒+青
=まだまだガキだな
(かわ…ッ!?な、なに言って…!?)(…リダムさん、あんたどんな目ェしてるのさ)(ははは!その反応が可愛いっつってんだよ)
(守りてェもんが多いってのは、いいな)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
落書きしてたらこんな話が書きたくなりました
その落書きをメモにでも載せようかと思ったんですが、そのためにはサイズ縮小しなきゃなんなくてやだったんですよ。潰れちゃうから
だからここにこそっと落書きを……
見れない方、申し訳ありません
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