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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
お買い物に町探険!



敬語なしにも慣れたころ、ゾロさんが島を見つけた

そこは、海賊王が生まれ処刑された所、ローグタウン

目的地に着いたのだ


「はー………」


すっごー…!

人がいっぱい、建物いっぱい


今まで行った村、町…そして私の島とは比べ物にならないくらい大きなところ

あまりの凄さに口が開きっぱなしだ


「さて、とりあえず各自で行動ね」

「おう!」

「なぁ、買いてぇもんがあるんだが」

「ん?貸してほしいの?利子は三倍ねっ」


……何があるんだろう

見たことないものとかたっくさんあるんだろうなぁ……

……うん、探険したい


計画をたてているといつの間に隣に来ていたサンジさんに肩を叩かれた


「アルトちゃん」

「はい?」

「これから食材見に行くんだけど、一緒にくるかい?」


食材、食べ物……


………それもいいなぁ


想像してヨダレが垂れかけるが、それよりも今は町探検をしたい


サンジさんには申し訳ないがここはお断りを…


「スーパーにはさ」

「?」

「きっといろんな魚、いるよね」

















「ナミさん!私サンジさんとお買い物してくる!」


探険とか買い物しながらでも出来るよね!


あっさりと釣られた私は輝かしい笑顔を向け挙手をした


しかしナミさんは私の腕を掴み


「残念、アルトは私と買い物よ」

「「ええぇぇえぇー!!」」


と言って引っ張った

叫びながら訴える私たちだが(お魚見たい!)


「文句、あんの?」

「「ないです」」


ま、勝てないよね!


怒ったナミさんに逆らえるはずもない私とサンジさんは、またいつか買い物をしようと約束(楽しみにしてるから)(お魚さんを)

そしてサンジさんを見送った



こうしてナミさんとお買い物、と思ったが


「なぁー、アルト連れてっちゃダメなのかー?」

「ダメよ」

「えー」


サンジさんの次はルフィさんが交渉をしだした

ルフィさんはわがままっ子なので長くなると思い、一歩下がってその様子を見守る


「アルトはあれでも女の子なの。必要な物は沢山あるわ」

「いーじゃんかよ」

「ダメ」

「ケチ」

「うるさい」

「タコ」

「なんでよ」


………うん、長期戦だ


終わりの見えない戦い

途中私の肩を叩きながら親指を立て、この場を立ち去ったウソップさんが憎い


「もうどっちでもいいから早くしてくんねぇかな」

「え」


真横から聞こえてきた声

振り向くとそこにはゾロさんが


……なんか買いに行ったのでは?


そう思いながら見つめていたら、その視線の意味に気付き理由を話してくれた


「……金、まだ貰ってねぇ」

「な、なるほど」


そりゃ行けないよ

ため息を吐くゾロさんと苦笑いの私

二人の言い争いはどんどんヒートアップしていった


「ナミのケチ!」

「ボキャブラリーが少ないのよ!あんたは!」

「トンマ!マヌケ!」

「ガキ!」

「なぁぁにぃぃ!」





















「……どっちもな」

「あ、ははー」


もう、早くしてー


この数秒後、この争いはナミさんの勝利に終わった

ヒートアップした結果、ナミさんの拳がルフィさんの頭に決まったからだ


………うん、ナミさん最強





ローグタウン+到着

=各自で行動



(さっ、先ずは服からよ!)(えぇー)(……文句は?)(ございません)



(………うぅ、痛い)(お前、ゴムなのにな)(ナミのヤローめ)