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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
今日は厄日



私の頼みを聞いてくれたナミさん

メリー号が目指す場は私の島


大分会っていない皆を思い浮かべながら、思い出に浸る


皆…元気かなぁ…

私が海賊になるって言ったら驚くだろうな!ひひひ…


「おいアルト!」

「え?」


怒鳴るように呼ばれ振り返ると、くわっ!と歯をむき出しにしてこちらに寄ってくるルフィさん(何故に怒ってる?)

そのまま私の目の前に来て至近距離でまた叫んだ


「お前はこの船の"漁師"だろ!?」

「はい?」

「この船降りるなんて認めねぇからな!」

「はい?」

「いいか!?これは船長命令だっ!!」

「…………」


……まさか、私船降りると思われてる?

…………仕方ないか、今まであんな態度だったし


とりあえず至近距離のルフィさんをある程度遠ざけた


「えー…ゴホンッ!ルフィさんに皆さん」

「なんだ!」








「明日から、麦わら一味としてよろしくお願いします!」


背筋を伸ばし、びし!と敬礼

すると、皆が嬉しそうに笑ったのがわかった


「ふふ、よかった。自分の島に行きたいなんて言うから、もうお別れだと思ったわ」

「島の皆に挨拶していきたいですから」

「だから明日からか」


はい!そうです

しっかりとケジメをつけてから皆の仲間になりたいから


「……………や」

「ん?」


ルフィさんがぼそりと小声で呟いた

俯かせていた顔をバッ!と上げたら彼の顔は、輝かしく光っていて、目もキラキラしていて………


「やったぁぁあ!!」


………え?


突然の衝撃

突然の浮遊感


………ま、まさか!


「アルトが仲間を認めたぞー!!」

「イヤァァァア!!」


ドボーン!!!


「「「「アホかー!!」」」」


ルフィさんの抱きつきタックルにより、海へとリバース(ルフィさ、テメェェエ!!)


………えー、他人任せで申し訳ないですが








「おぼっ………だじげでェェエ!!」

「溺れるー!!」

「お前のせいだよ!」

「…というわけで、ゴー」

「ちょ!な!あぶっ…!?」


ドボーン!!


………今日の海は一段と騒がしいです、はい





予告宣言+明日から

=皆の仲間!



(てめっ…ホントいい加減にしろよ……!!)(アルト助かったんだからいいじゃない)(ナミさーん!おれも蹴ってー!)





(お前ら生きてるかー?)((ぶー…!))