「……シカマルくん」

「あ?」

「海がないねぇ」

「まぁ…ねぇな」

「……うん」

「……………」

「……………」

「……………」

「……………」

「…………川ならあるけど、行くか?」

「……魚は、」

「いるんじゃねぇの?」

「行く!」

「なら昼食って…」

「今すぐ!」

「はっ?」

「おにぎり持って今すぐ行こう!

ヨシノさぁーん!!お願いがあるんですけどぉぉお!!!」

「おい!ちょっと待…、行っちまったよ」





なんなのあいつ

あれでおれより年上?詐欺だろ





「シカマルくーん!見て!ヨシノさん特製梅干しおにぎり!!」

「そーかよ」

「シカマルくんのは大きめにしてもらったよ」

「どーも」

「大きめのおにぎり、」

「あ?」

「おにぎり…」

「どうした?」

「…おに、ぎり」

「???」


ぶわわっ


「な…っ!!?」

「う、う゛ぅ…!!」

「なんで泣くんだよ!?」

「だって!おに…ぎ、がおにぎ、りで…!ろろしゃんがお、っぎりを…!!」

「はぁ!?」

「ぶわぁああぁん!!!」

「っだあぁあ…!めんどくせぇ…!!」





何で泣いてんのか、

誰を思って泣いてんのか、


何もわっかんねぇけど





「…おい」

「ひぐっ…!う…?」

「…………寄越せ」

「え?ちょ、え…」


ばくっ


「……あぁぁあぁああー!!?」

「……(むぐむぐ)」

「な、なんで食べちゃうの!?ねぇ!あ、ちょ!二個とも食べようとしっ…ぬあぁぁあー!!!」





あーあーあーあー!

うるせぇよ!


急に泣くアンタがわりぃんだろ!?





「し、シカマルくん…ひどい…」

「ごちそうさま」

「こんにゃろー!!」





アンタの心ん中に誰がいるか知らねぇけど

今目の前にいんのはおれなんだから笑ってろっつーの





「泣いてんじゃねぇよ、年齢詐欺」

「んな!?こ、これでも歴とした15歳ですけど!?」

「無理無理。よくて10歳だな、アンタ」

「なぁにぃぃい!!?」










 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最近、鳴門熱が上昇のため発散してみました

ゾロ×夢主←シカマル なんて誰得ですか、俺得ですごちそうさまでした


子供っぽい夢主にちょっかい出すこのシカは、好きな子を苛めちゃう男の子ですね

ま、私ならどんなシカでも愛せますけど!←