「オレ、部下に迷惑掛けてばっかで、芹奈にも迷惑掛けてて……ボス失格だな。オレって。」

「ディーノ……」

「キメる所でキメれねぇオレ、本当自分が情けない。
芹奈の前でも良い格好出来ねぇし……」

ははっ
困った様に小さく笑ったディーノを見て、私は持っていたバッグを思いっきりディーノに投げつけた。
 
「何そんな呑気に笑ってんのよ!
ふ、普通引き留めるでしょ!彼女が去ろうとしてるのに!何やってんのさ……バカ」
 
「許してくれる「当然でしょ!」……有難う芹奈。オレ、一生芹奈に尽くすか「あのー、お取り込み中悪いんですが、此処オレん家なんでそう言う昼ドラによくありそーな展開のしないでくれませんか?ディーノさん芹奈さん。それなくても最近母さんが昼ドラのこう言うベタな展開を好んで見てて学校帰ってきたら速効で話きかされるんですよ。お二人がこの家に出入りする様になってから更に増えたんですよね。母さんの目が毎日らんらんと輝いていてるんですよ。別にお二人が来る事は悪い事じゃなくって寧ろ大歓迎なんですけど。まぁ、そう言う事でオレん家では控えてくださいね。もしそういう事を今後されたらもうそっこーで追いだしますから!後、鍋がもうすぐで出来上がりますんでそのテレビ消しといてください。……ランボは何時になったらテレビを消す知識が頭ン中に入るんだか……。じゃあ失礼しますね。」

「「あぁ……/えぇ、」」


そう言えば此処沢田家だったな。と完全に喧嘩する場所を間違えた二人。唖然とする二人の心情露知らず痛快と自分の部屋へと去って行った綱吉に、恐怖を覚えた白昼のとある日。

[昼ドラには無いオチ]

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