何が原因か全くもって理由は分からないがこちらに逆トリしてきてからなんと!三成は男→女になってしまったのだ。冒頭に述べた下着は三成のです。
アレを身につけさせるのにどれだけ苦労したことか…。下着云々でとてつもなく大変だったっつーのに初めて生理が来たときは色々な意味で血を見たぜ…。嫌がらせに赤飯炊いたらもっと怒られたけども。

『三成ー、お腹冷やさないようにしとけよーっ』
「…分かっている。」
『なら良し。子ども産めなくなったら大変だしな!』
「産むか!」

冗談も通じないとは…。これだから戦国武将(女)は困る。やれやれと肩を竦めてみせればギッと睨まれる。しかしそう言いながらも腰にはフリースを巻くのだから素直なもんだ。まぁ、以前生理ん時に全く気を配らずに冷やしたせいでより酷いことになってたもんな…。もうあんな思いは懲り懲りということか。

「じぇにふぁー…」
『まだ言うか。いいか、どんなに寂しくても今日干してる間は触っちゃダメだからな!』
「この外道め…。そんなに私から引き離したいのか!」
『何ていう言われよう!洗濯だっつってんのに!』

大体あのクマのぬいぐるみことジェニファーはオレの手作りだからオレがどうしようと勝手じゃね?
確かに三成にあげたけどさぁ!しゃきしゃきとハサミを動かしピンク色の画用紙を花の形に切りながら1人憤慨すれば、作業中のそんなオレを見ながら三成がフンッと鼻を鳴らした。オイどーゆー意味だ。

「男が裁縫や子守りなど…。呆れてものも言えん」
『それが仕事だよ。そして今三成が抱き締めてるハートのクッションもオレの作品だからなっ』
「…………。」

全くけしからん、保父さんをバカにするとは…。オレが働いてお前養ってるの忘れるなよ!
それに子守りとか最高じゃねーか、可愛い素直だし。小さいってのに早くもそれぞれ個性があって見てて飽きない。他人様の子どもであんなに可愛いなら、自分の子どもとなったらどうなってもうしまうか…。

『はぁ… キャリアウーマンな女の人と結婚して家庭に入りたい…。』
「…………。」←ゴミを見るような目

三成の視線は当然無視ですとも!

エキゾチックな毎日

補足:女体化して可愛いものが好きになってきた三成。ジェニファーは夜眠れない三成の為に作ってあげたという。

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