彼の手によってA→Bへと育った胸に顔を埋めた。

『恭弥〜っ すっげ嬉しいとんでもなく嬉しい今なら射精出来そうなぐらい嬉しいっ!』
「わ…っかったから!分かったから離れて!胸に顔をすり付けるな匂いを嗅ぐな!気持ち悪い!」
『すーはー…すーはー… あぁあ恭弥のおっぱいイイ匂いハァハァ…!』
「チョコ取り上げるよ」
『嫌だ!』

鼻息で生暖かく胸元に嫌悪感を示し、ハッキリとそう言って脅せばガバッと体を起こして離れる。名残惜しそうな表情をしているが、そんなのは知ったこっちゃない。起き上がったものの、自分の上から退こうとしない貴裕をキッと睨めば笑顔が返ってきた。 あの、よからぬ笑顔を 。

『うぇっへっへー これで恭弥と二重の意味での甘いセックスが出来るな』
「二重…?」
『おうともよ!イチャイチャラブラブしながらのチョコレートプレイ!恭弥のまんこに入れたチョコレートをオレが舐めて、オレのちんこに塗ったくったチョコレートを恭弥が舐めて!ぐぁあ想像しただけで勃起しちゃうぜ…!』
「 そ れ が 目 当 て か 」
『てへ☆』

悪びれなく笑ってみせる貴裕にイラッとする。 何なんだコイツは。チャンスがあったらヤることしか考えられないのか。昨日、チョコ作りに費やした時間を返せと叫びたい。

『いやー だって彼女のいるバレンタインだぞ?チョコ貰ったその夜はあはんうふんに決まってるだろっ』
「全国の純愛カップルに謝れ。てゆか僕嫌だからね、チョコプレイなんて!体ベタつくでしょ!」
『あれ、じゃあフツーのセックスならOKなん?』
「 ! そ、そういう意味じゃ…っ」
『まぁ恭弥がどんなに嫌がっても今日はチョコプレイすっけどな!こーんなにチョコあるんだし、活用しないと勿体ねーもん』

一体幾つあるのか、貴裕が貰ったチョコレートは紙袋3つにたっぷりと入っていて。それを今晩、自分に使うつもりなのかと思うと気が遠くなってくる。 そして、そんな風に夜のことを考えてしまっている自分にも。 とりあえず願うのは、自分が上げたチョコをプレイに使わないことだけだ。

嗚呼、変態彼氏様3!
(チョコと精液まみれの恭弥ハァハァ…!)
(も、いい加減止めてよ、ぉ…っ)


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