「まさか… ぼ、僕とシて中出しするつもり…!?」
『ピンポーン☆ やー、普通ん時でも中出しすっけど、すぐに精液掻き出しちゃうから受精しないじゃん?だから』
「嫌だふざけるな!それで僕が妊娠しちゃったらどうするつもりなの!?ちゃんと責任取、」
『え、もちろん責任は取るよ』
「 ! 」
『籍はまだ入れらんないけど、学校辞めて働くし。こんな発言すんだから後先ぐらい考えてますってー』

当然のように答えられて、つい きゅん としてしまう。そんなたった一言で今までの変態行為が帳消しになるわけじゃないけれど、いざっていう時はカッコいいのだから困る。 そういうところが好き、だなんて一生言ってやらないけど。 何だか遠回しのプロポーズをされた気がして、ポッと頬が赤くなった。そして脳内に浮かぶのは貴裕と自分と子供と3人でいるシーン。 あぁ、ホントに困る。

―何ていう雲雀のときめきも束の間

『せいや!』
「 ! ちょ、」

どさっ
一瞬の隙を突き、貴裕は雲雀を押し倒した。どうにかそこにはソファがあったため床で背中を打つ、という事はなく。 覆い被さり影の差す貴裕の瞳を精一杯睨み付けた。だというのに貴裕はニヤニヤと笑っていて。 あぁ、またいつもの流れでセックスするはめになるんだろうか…。それだけは阻止したい

『いやー 相変わらずいいなこの画ヅラ。組敷かれる恭弥とか見てるだけで射精出来そう…!』
「ならそれでイッて終わりにしなよ…!僕絶対嫌だからねヤらないからね!ただでさえ生理キツいのに…っ 貴裕は僕が大事じゃないのっ!?」
『何言ってんだ大事だから恭弥とヤりたいんだよ!そしてあわよくば血に濡れた恭弥のまんこから出し入れされるオレのちんこが見たい!』
「それが本音かぁぁーーっ!!」
『それがダメならナプキン取り替えるとこオレに見せてーっ!それで精液の色が抜けるまでヌくからぁぁーっ!!』 何でこの男はこんなに“生理”に執着しているんだ。
と、普段の雲雀なら確実にそう思って言うし、そのどちらも願い下げるのだけど…。 今この切羽詰まった状況が彼女の思考回路を遮断したのだろうか。

「……取り替えるとこ見せたら、生理終わるまでェッチしない…?」
『 ! はいしませんそれでオナニーして我慢します!』

そう答えたのだ。どうやら雲雀もこの変態のせいで随分と感覚が麻痺したらしい。 それとも、彼との未来予想図を思い描いての発言なのだろうか

嗚呼、変態彼氏様2!
(あ、出来ればオレがオナニーしてるの見(死ね)

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