ゴクッと生唾を飲み下せば、それと同時にサッとケータイを取り出した。 何だろうか。

『さっきの質問の答えな。なんで恭弥が生理って知ってるかってやつ』
「う、ん…」
『メールが着たからなんだ。生理日を予測して教えてくれるサイトから』
「え?」
『やー こないだ恭弥ん家行ってトイレ借りた時、汚物入れ漁ったら使用済みのナプキン見つけちってさー まぁそれは丁重にお持ち帰りさせて頂いてオカズにしたワケなんだけどもそこでオレ気付いちゃったワケなんだよ!恭弥の生理日が予測出来んじゃないかって!』
「…………。」
『開始日がいつか分からなかったからちょっとズレたけど、逆にタイミング良かったかもな!今日あたり多い日だろ?』

もう、何をどう言えばいいのか分からない。
予想通りゴミを漁った挙げ句に持ち帰っていたのだが、まさかそんなサイトまで使っていたとは…。開いた口が塞がらないとはこの事。 登録するのもタダじゃないというのに、そこまでして変態の限りを尽くしたいのかこの変態は。

「き、気持ち悪い…!」
『ぐはぁっ!やっべ今の表情かなり下半身にキタ…!ちょ、一回抜かして…っ』

カチャカチャッ

「ベルトを外すな!何なのさ一体!そこまでして何がしたいのっ!」
『恭弥の全てを把握したい!そしてあわよくば噂がホントなのかを確かめたい!』
「噂?」
『ホラ、ちょっとした都市伝説みたいなのあるじゃん。生理中なら中出ししても妊娠しないって』

下らない、下ネタの噂。雲雀も聞いたことはあるけれど、実際その真偽は知らない。 そんな事よりも、貴裕の言葉のほうが気になる。もしかして、もしかしなくても…。



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