バァンッ

『きょーぉやぁあぁあ!ヤらせてくれーっ!!』
「(やっぱりか!)大声で言うなバカ!貴裕は羞恥心とか無いの!?」
『それを快楽に変換する能力なら持ってます!まぁ、そんな事はどうでもいっからさー 恭弥、今生理中だろ?』
「 ! な、なんで知って…!」

カッと頬に熱を集め、どうして今自分がそうだと知っているのか分からず狼狽える。女の子であれば月に1度必ず来る現象とは言え、そんな風に真正面 しかも彼氏に当てられるととんでもなく恥ずかしいのだが…。 鈍く痛む下腹部に一瞬意識が行く。血液がドクドクといっている気がした。
いや、いや違う恥ずかしいなんてのは今置いておかなければ。窮すべき問題はこの男、貴裕がどうやって雲雀の生理日を知ったかだ。 自宅のゴミでも漁ったのだろうか?この男ならやりかねない。 しかも下手したら雲雀の出したゴミを持ち帰って、それで自慰をしているかもしれない。恋人がストーカーだなんてこれ以上ない地獄だ

「貴裕… 返答次第では本当に怒るよ…」

チャキ、とセーラー服に忍ばせていたトンファーを手に滑らせ見せつけるように構える。 一般の生徒ならこれに臆し、すぐに逃げるか謝るかをするのだがそこはやはり雲雀の彼氏。 怯むどころか近づいてきた。

『そんな風に凄んだって怖くないぞー。むしろ興奮する…!(ハァハァ)』

ムクムク…

「ひ…っ や、徐々に勃たせながら近づいて来ないで!」

攻撃する気満々で構えていた雲雀だが、股間を膨らませながら距離を詰めてくる貴裕にサッと顔を青くする。 冷や汗をかいて、じり、と一歩後ろに下がると何故かそこで貴裕は足を止め。訝しげに彼を見れば、情事の最中や変態的行為をしている時と同じ厭らしくも気味の悪い笑みを浮かべていて



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