『あ、恭弥』
「“あ、恭弥”じゃない!人ん家の前でナニしてんのって聞いてんの!」
『オナニー』
「ハッキリ言うな!」
『えー 恭弥がナニしてんのって聞いたから答えたのにーっ』

言いながら、厭らしい液体を滴らせているブツを隠すこともせず立ち上がり僕に近付いてくる織田。 ひっ と小さな悲鳴を上げるも視線はそこに釘付け。 いや、確かにしょっちゅう見てはいるけどこんな、まじまじと明るいところで…。
それにジーンズの、所謂社会の窓ってところからそれだけ飛び出してるのが変っていうか目を引くっていうか…!

『なぁなぁ頼む恭弥ヤらせてくれ!溜まりすぎて精子がぐるぐる巡ってる感じがするんだ!ちんこ爆発しそうっ!』
「玄関先で大きな声でそんな事言わないで!い、いいから中入って…」
『え!?ナカ挿入っていいのか!?(ハァハァ)』
「そういう意味じゃないっ!」

こんな、ご近所に痴態晒しまくりなんて耐えられない。 そう思ってとりあえず家の中に入ってもらおうと思ったらこの変態は…! 何? ヤることしか考えらんないの?それならいっそセフレでも作… やだ、そんなの作られたら僕両方とも咬み殺しそう。100%殺っちゃうね。 とにかく、うるさい織田の腕を掴んで家の中に引き込めば、何やら嬉しそうな顔。 …また良からぬことでも考えたんだろうか

『恭弥、パジャマ姿可愛いな』
「え…っ ほ、ほんとっ?」
『うん。セックス出来ないならそのパジャマ貸してくれ。精液でびちょびちょになるまでそれでヌくから』
「………。」

こいつ…。
ちょっと喜んだと思ったらこれだよ。5秒前の自分をはっ倒したいねマジで。



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bkm
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