それに、一応定期的にっていうかまぁそれならにえっちもしてるし。
ごめんなさい嘘ですホントは1日置きにシてます。ぼ、僕はそんなに性欲強くないんだけど織田が…。 毎日毎日ハァハァ言いながら股間膨らまして迫ってくるもんだから!

「(一昨日のキスマークだって消えてないのに…!)」

どうにか2日、織田の変態的性欲の餌食にならずにすんでいた。織田、始まると長いからね。決して遅漏ってんじゃなくて、何回も何回もヤるんだよ。 休日に捕まったらそれこそ半日は…。
その時のことを思い出しただけでも腰が痛くなるよ。今のうちにゆっくり養生して―…。

ガタッ

「 ! 」

フゥと息を吐きながらそふに身を沈め、温かい紅茶を飲もうかなと考えていれば玄関のほうから小さな物音。 一瞬泥棒か何かかなと思ったけど、この僕の家にそんな命知らず来るわけがない。 群れた草食動物が報復に来たのかとも思ったけども、何となく違う気がした。
アイツらは、まるで威嚇するかのように騒がしい音を立てながらやってくるからね。

「…まさか」

嫌な予感がよぎる。 いやでもそんな…。いくらなんでもない、とは言い切れない自分が恨めしいっ。
ソファから立ち上がりなるべく音を立てないよう、玄関に近づく。
そうすれば変な、くぐもった声のようなものが次第に耳に入ってきて。 まさかまさかと冷や汗を垂らしながらドアスコープを覗いてみれば。

『は、ぁ…っ くっ、恭弥…っ んっ』
「ちょっと人ん家の前でナニしてんの織田!!」

ガチャッ

そんなのを見て黙っていられるワケもなく、大慌てでドアを開ける。 あのまま放置してたら絶対ドアに向かってぶちまけてたよ…! どんなタチの悪いストーカーだ!



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