泣いている蝉はあなたの亡骸を食らったのか、蝉の叫びばかりがわたしの日常に侵入する。あなたがいなくなっても変わらない夏が憎らしくて仕方がないのです。あなたが還ってくるのを期待しているわたしが、蝉のように泣く。どうかわたしを惨めにさせないで。




title.joy,heso
item.理屈
111114~