12.言った途端に乱暴に口付けられ、後ろを弄る指を引き抜かれるとガチャガチャと金属が擦れる音とジー…とジッパーを下ろす音が聞こえ、腿の間に熱い塊を感じた。 リボーンの首の後ろに腕を回すと、なお一層口付けが深くなる。 片方の膝裏を抱え上げられ、無防備になった双丘の奥へと勃起があてがわれた。躊躇うようにいつまでもそこにいる起立に自ら腰を進め、少し息を吐いて押し付ける。すると突然背を扉に押し付けられてもう片方の膝裏まで抱えると奥まで挿入された。 過ぎる快楽に頭のてっぺんから足の先まで痺れていく。 支えのない姿勢に怖くなってしがみ付くと、中の熱塊を締めるけてしまう。 一際大きく育った起立がオレに感じていてくれているのだと思うと、そこから溶けてしまいそうにイイ。 どうにかなってしまいそうなほどよくて、自分を支えるものが欲しいとてソファに行ってくれるように懇願した。それには首を横に振られてしまう。 「なんで?…」 それには答えず、深く穿たれて仰け反ると、首筋を何度も噛み付かれる。強く噛まれて痛さに泣くと、宥めるように舌を這わせて舐め上げる。徐々に抜き差しが激しくなっていき、それにつられてオレも腰を擦りつけた。 自分の重みで奥の奥までいっぱいにされ、腹の中まで押し入られていく。 イイところを擦られてまた泣き出した起立が、リボーンのシャツに擦られてもっとそこを濡らした。 腰を手で支えられているだけの不安定な姿勢に、足を巻きけて深く繋がっていく。 幾度も起立を深く飲み込んでは、その度に零れる嬌声と身体の奥から焼け付くような快楽に身を委ねる。 深く抉られて腰を奥へと打ちつけられると、腹の底いっぱいに熱い飛沫を受け止めた。 同じく、弾けた白濁をリボーンのシャツにぶちまけてしまう。 ハァハァ…と肩で息をしながら、シャツを拭こうとハンカチを探っていると、その服の上に押し倒された。 自分より重いリボーンと、いうことを聞かない身体が服の上で折り重なる。 「ちょ…まだ…」 整わない息をどうにかしたくて待ってと言っているのに口を塞がれた。 リボーンから与えられるキスに酔う。 うっとりと甘受していると、またも身体をまさぐられやっと落ち着きはじめた息がまた荒くなっていく。 「ソファに行こうって…!」 「ダメだ。待てねぇ。」 床の上に転がされて背中が悲鳴を上げていても、リボーンは手を緩めずにオレの身体の敏感なところを嬲っていく。 胸の先をぎゅっと摘まれ、舌先でチロチロとつつかれるとまたも身体の奥から湧き上がる快楽が波となって飲み込んでいく。喘ぎを漏らすともっとそこを弄られて、よ過ぎて悲鳴が上がるまで執拗に責められた。 三たび立ち上がってきた起立をゆるく握って、その奥のリボーンの精を受け止めた窄まりへとまた指を這わせる。白濁を飲み込んだそこはまだ緩んでいて、2本の指が難なく吸い込まれる。 指が奥へと進む度にどろりと零れ出る液体が卑猥な音を部屋に響かせた。 粘膜を指で擦られると身体が勝手に振るえ、喘ぎが漏れる。それを聞いて益々調子付くと指を増やし中の白濁を使ってさんざん嬲られた。 声も掠れ、逃げようと半分床に手を投げ出した格好でうつ伏せになっていると、耳朶に舌を這わせてねっとりと舐められた。 上から覆い被さって耳から少し離れると、指を抜いて後ろから勃起がゆっくりと押し入ってきた。 「は…っ、あ…あっ!」 先の太い部分をしっかりと感じるほどゆるゆると腰を進められて切れ切れの声が上がる。 身体の下にあるジャケットの裾を握ってやり過ごそうとしても、焼けるような感覚をただ享受するだけで精一杯だ。 熱く大きな塊が腹の中に挿入してきて、また腰を引いて入り口まで出ていきそうになる。それを惜しむように吸い付いていく内壁の動きが自分でも分かって、でもそれを止める術もない。 せめて声だけでも漏らさぬようにと唇を噛むと、それを見ていたリボーンが片手で脇を撫で付け、そこからするりと胸の先をぐりぐりと弄りはじめた。 すぐに尖る乳首を指の腹で擦れば噛み締めていた筈の唇が緩んでくる。熱い吐息が漏れ、そこから小さく声が漏れるともっと指で摘まれて、腰を押さえ付けると深く押し入られた。胸への刺激と中を擦るよさに、逃しきれない快楽が眦から涙となって床を濡らしていった。 何度も抜き差しを繰り返し、体位を変えていかれて、その度に涙と声が零れた。 一体幾度達したのか、幾度精を受け止めたのかさえ曖昧になって、気が付けばリボーンの胡坐の上で起立を咥え込んだまま力なく肩に凭れかかっていた。中に居座る起立はまだ硬度を保ったままで、身体中に斑点のようにちらばる赤い痕をもっとつけようとしてか、首筋をいったりきたりしていた。 窄まりから溢れ出る白濁が気持ち悪い。 「も…ヤメろって、ば…!」 足腰はガクガクで力が入らない。他人のように感覚がなくなっている足に力を入れて逃れようとすると腰を掴まれて引き戻された。 「いっぱいって約束しただろ?」 「オレはもういっぱい、いっぱいだ…っ!」 「そんじゃ、もう一回だけな。」 「もう、ヤッ…あぁ!」 またも床に転がされて、抜き差しが激しくなっていった。 . |