リボツナ3 | ナノ






そう言われると余計に意識してしまう。
耳を塞ぎたくても一度聞き取ってしまった言葉を忘れることも出来ない。

「っ…!」

指摘されたしみを慌てて手で覆っても先生の言葉が本当だと知って恥ずかしさに首を左右に振った。
しかしその事実がなくなる訳もない。そんなオレの葛藤など気にした様子もない先生の指に躊躇いなどなかった。

「ちょ、や…っ、あ!」

白い日焼け止めが残る指先に赤く尖った先をこねるように下から押されて、先ほどよりもそこがぎゅっと硬くしこりはじめた。
恥ずかしさに下を押さえていた手を外して先生の手を掴むももう片方の手がそれを邪魔する。
濡れて色を変えていたスク水の股間を押さえていた手の隙間からねじ込まれて確かめられた。

「…どうした、外ではしないんじゃねぇのか?」

「ぅ…、んふ!」

明らかに形を変えた自身を親指で水着の上から擦られて息が上がる。
先ほどよりも湿った水着の感触が内腿に触れて気持ち悪い。
先生の手に縋るように手を重ねると今度は胸を摘まれてビクンと背中が揺れた。
耳朶にかかる先生の息遣いとパーカーの隙間から覗く先生の手の動きに導かれるまま身体を預けていると、向こうから一際大きな声が突然響いた。

誰のものともわからないその声に、青空の下で人様に見せられないようなことをしているのだと正気付かされた。
預けていた身体を慌てて先生から引き離そうとすると先生が顔を近づけてきて、ダメだと思い首を横に振ったが、そのまま舌で唇をペロリと舐められる。
このまま流されてしまうわけにはいかないと頭ではわかっているのに、唇を重ねられると心の底から拒むことができない。

「ん…ぅ、せん…せ…っ!」

どうにかなけなしの理性で唇を離そうともがく。
しかし、そうすればするほど先走りで湿った水着の上から敏感な部分を指でゆっくりと擦り上げられた。
その弱く緩やかな刺激が段々ともどかしくなってきて、とうとう勝手に腰が揺れ始め、先生の指に股間を押し付けてしまう。
少し距離の離れた所から数人の楽しそうな声が聞こえるのに、先生の指にソコを擦り付けることで生まれる快感にどうしても腰を揺らすことが止められない。
それどころかどんどん呼吸も荒くなってくる。

「は…っ、あ…ぁ!」

「ツナ…お楽しみなのはいいが…人が来るかもしれねぇぞ?…いいのか?」

「…っ!」

ニヤニヤと笑いながら言う先生の言葉に肩が大きく揺れる。
人が来るかもしれないという不安が言われたことによって急に現実的になり、止められなかった腰もピタリと止まった。
けれどそれによって刺激の無くなった下肢の疼きが少しずつ大きくなっていく。

パーカーの下はスク水が半分脱げかけた状態で胸元がはだけ、赤くしこった先がチラリと見え隠れしていた。
その下はぐっしょりと濡れた股間。
条件反射のようにわずかな刺激で熱くなる身体が恨めしい。

キッと睨むもそんなオレの顔を見てクツリと笑った先生は、もう一方のまだ肩に掛かっていた水着に指を忍び込ませると横に滑らせて下へ落とした。

「ちょ…っ」

慌てて手で水着の胸元を押さえたが、そのせいで両手が塞がってしまう。
色が変わるほど先走りに濡れた下肢を晒す羽目になり膝を立てて隠すも膨らんだソコは隠しきれるものではない。
そこに先生の手が伸びてきて知らず期待に喉が鳴ったのに、わざと触らず腿を撫でられた。

「っ!」

「嫌なんだろ?」

「違っ…、」

違う、触ってと言いかけた自分に羞恥が戻る。
言えずに俯くと腿を撫でていた手が下へと入り込んで尻の間へと潜り込んできた。
スク水とアンダーの奥のまだ一度しか先生自身を受け止めたことのない場所。
指では幾度も弄られて擦られると気持ちいいことも知っている。
だけど最初が最初だっただけにいまだ2度目を躊躇う気持ちが捨てきれない。
そんなオレの気持ちを知っているからこそ今まで我慢してくれた先生に応えなきゃとは思えど、さすがにここではマズいだろう。

なのにそんな葛藤も無視して先生はスク水とアンダーの間に忍び込んだ指は布地の上から窄まりをつつきはじめた。
周りをツンツンとつつかれどうしても意識がそちらに持っていかれる。

「どうした、得意のやめてが出てこねぇぞ」

「ぅ…くっ、ん…」

指の行方に震えた膝が笑い出すも先生の指は止まらない。
水着を押さえていた力がはらりと解けて、腕の隙間から赤く膨れた2つの胸の先が現れそれを見た先生の顔がすっとくだっていく。

胸の先への刺激を予想して心が勝手に期待してしまう。
身構えながらもそれを待っていたが、予想と反して先生の口元がそこへたどり着いたかと思ったらフッと息を吹きかけられた。
ただそれだけなのに身体が大げさなほど反応して恥かしくなるが、それよりも期待はずれのそれにがっかりする。

「何か言いたそうだな、ツナ。…言いたいことがあるなら言ってみろ」

先生が喋る度に胸の先に唇が当たり、それと同時に吐息が肌を撫でるような感覚がなんとももどかしい。
こんな中途半端なものよりも強い刺激が欲しい。

こんな外でするのはマズい…そう思うのに胸も、下肢さえも火を点けられたように熱が消えてくれない。
もっともっとと、欲しい気持ちばかりが大きくなっていく。
スク水とアンダーの間に入り込んでいる先生の指が窄まりを優しく撫でるそれさえ全然足りないと身体が叫んでいるようだった。
もう我慢なんて出来ない。そう思ったら口から自然と言葉が出てしまった。

「ほ…し、い…」

現状をどうにかして欲しくて欲望を言葉に乗せて吐き出すと、待っていたかのようにしこった胸の先に強く吸い付かれ、同時にアンダーの布地を掻き分けた指が窄まりを押し開いた。

「ひぁあっ……ん、ゃ…っ!」

ローションも何も塗られていない指先が少し引き攣れながらも奥へと強引に侵入してきて、思わず恥ずかしい声が漏れる。
かぁ…と頬が赤らんだことを自覚しても欲しかった刺激を貰えたことで止める術もなく、胸の先を甘噛みされて更に甲高い声が口をついて出た。

そんなオレの声を聞いた先生は膨らんだ先を含みながらくくくっと小さく息を漏らすと、オレの身体を白いビーチベッドの上に転がしてそのまま乗り上げる。
まな板の鯉のようにされるがまま期待に満ちた視線を向けると、窄まりを抜き差ししていた指がぐっと深く入り込んで身体がびくびくと跳ねた。

「っ…!あん!」

指がいい場所を擦りつける度に一々反応して声があがると、それを見ていた先生が肩からパーカーを外して鎖骨に唇を這わせてきた。
舌先で骨の上をなぞられたせいで、内壁で奥を弄っていた先生の指をぎゅっと締め上げる。

「こんなに締められちまったら動かせねぇぞ」

言って抜かれてしまいそうになって慌てて先生の腕に手を這わせた。

「お願い……抜かない、でぇ」

呂律の怪しい口調で縋ると首から顔を上げた先生はニヤニヤと質の悪い笑みを浮かべたまま中をくりっと小刻みに動かした。

「ぁ…!」

「もっと奥までよく見せてみろ」

言葉の意味が分からずに、もどかしい指の動きに腰が揺れて浅ましく蠢く。
ぐっしょりと濡れたスク水は尻までじっとりと湿り気を帯び始めていた。
そこに先生の指が伸びて引っ張り上げられる。

「オレは両手が塞がっちまったぞ」

さあ早くと迫られてやっと理解することが出来た。

「できな、」

「出来なきゃ止めるしかねぇな」

「やっ…!」

震える手でアンダーをずらすと、指が入ったままのソコを広げるように尻を左右に広げた。
ソコを食い入るように見つめられ羞恥とは別の疼きが沸き上がる。

「イイ格好だぞ、ツナ」

「言わないで…っ、早くぅ!」

今はただ欲しいという衝動だけに支配されてそう懇願すると、先生の指がゆっくりと奥へと吸い込まれていった。

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