スク水と準備5窄まりに宛がわれた火傷しそうなほどの熱に驚いて腰を引こうとしたが、掴まれている所為でそれは叶わなかった。 先生の先走りでぬめったそこに硬い起立を擦り付けられて、心の準備も何も出来ていなかったオレは焦った。 「ゃ…っ!…だ、めっ」 受け入れたことがあると言っても慣れていない分、先生自身の熱が挿入口に押し付けられるだけで怖いと思ってしまう。 先生とえっちなことをする時はいつもそうだ。 先生の大きなソレを入れられるその時はどうしても半端じゃない痛みが伴う。最中もではあるが、その後も暫く引きずるので本当にツライのだ。 まだ夏休みではないし、学校では体育だってある。理由も言えずに休めるわけもないのだからそこは先生なのし考慮して欲しい。 「いっ、入れるのは、旅行に行ったときにって…、先生が言ったんでしょ!?」 止めてもらう為に必死に口を動かし、入ってこれないようにと先生の起立を宛がわれている窄みを出来るだけキュウッと引き結ぶ。 今入れられてしまったら後々もツライが、これだけ快感に慣らされた自分自身がどうなってしまうのかわからないのも怖かった。 「確かに言ったのは俺だが…これだけ拒否されるってのも腹が立つぞ…?」 明らかに気分を害したと言わんばかりに先生の表情が変わり、それに焦るも宛がわれていた熱が下肢から離れてホッとした。 けれどそれも束の間、オレの両膝裏を先生の手がググッと押し上げ、この短時間で大量の体液を漏らしたソコと、その下にある窄みを先生の眼前に晒された。 「ひゃっ…!ヤ、だぁ…っ」 「入れるなって言うんならこれくらい良いだろう?…ほら…穴がヒク付いてんぞ?」 見たままを実況され、羞恥で全身が沸とうするように熱くなる。 これ以上見られたくなくて膝を掴む先生の手を離そうと脚を動かすが、どうにも出来ないどころか共に揺れる腰に先生が喜ぶことをしただけに終わった。 せめて脚を閉じたい。けれど大人と子供の力の差では為す術もなく、膝を割られたままで居ることしか出来ない自分に泣きたくなる。 尚も突き刺さるような熱い視線を向けられ、見られている…たったそれだけなのに何かされてるんじゃないかと思うくらいどんどんソコが熱くなっていく。 それに伴って徐々に息が上がっていっていることに自分自身では気付けなかった。 「ツナの可愛い先っぽがいっぱい漏らし始めてきたぞ?…見られるのは気持ち良いか?」 「…っ、な、んで…そんないじわる、ばっかり…」 楽しそうに状況を伝えてくる先生の言葉の通りの状態なのだろうかと思うと恥かしくて涙が零れる。 今日の先生はやっぱりオカシイ。いつもよりもねちっこいし、よくわからないことを言うし…。 そう思いだすと疑問符ばかりが頭の中で大きくなっていく。 「俺に入れられるのは嫌なんだろう?」 「そ、れは…!」 答える声が詰まる。嫌かと問われれば違うと言いたい。けれどそう答えて「それじゃあ…」と先へ進まれるのも困るのだ。 ああでもないこうでもないと、返す言葉を捜していると、先生の蔑むような声が降ってきた。 「あぁ、それとも獄寺がよかったか?…名前を出した時はココが締まったもんな…」 「っ…ぁ!」 笑いながら指でそこを撫でられ、急な刺激に喉が引き攣った。 仰け反った拍子にぬぷりと入り込んできた指に悲鳴を上げる。痛い訳じゃない。床に落ちている紺色のソレと先生の指とで広げられたそこは難なく挿入されてしまうほどで、待っていたといっても過言ではない。 それでもいつもより乱暴な指先が抉るように襞を擦り上げると知らず声が漏れた。 貪欲に指の行方に反応するオレに、冷たい視線のままで奥を擦る先生を下から見詰めた。 「せん、せ…」 伸ばした手は先生を捕まえることが出来なくて、イキたいからではなく痛む心臓が切なくて涙が零れた。 「オレ、」 何に怒っているのか、いや怒っているのか侮蔑しているのかさえ分からない。 オレみたいな子供とはただの火遊びだったのにと煩わしく思われたのか。 ふと浮かんだ思いにヒヤリと身体が冷たくなった。 震える唇からひどく掠れた声が漏れて、それを聞いた先生は眉を顰めたままイイところをグリグリといじめる。 「どうした…?思い当たる節でもあるのか?」 高まる射精感とは別に冷えた足先が床を蹴り上げるとソコをマジマジと見詰めている顔が歪んだ。 これ以上は嫌だと、イキたいと先走りで濡れる起立を握られて悲鳴のような喘ぎが漏れる。 奥からぬぷぬぷと卑猥な音が聞こえ、耳から犯されていく。 「ゃ…あ!」 頭を降って耐えようとしても我慢しきれずに先生の指先に白が混じりはじめた。 譫言のように繰り返す哀願を聞きながら、先生はソコから顔を上げると震える腿の内側に唇を落とした。 「こんないやらしいツナを獄寺に見せたのか?」 「…んン!やっ、やだぁ!そ、なことしてな、」 柔らかい部分を啄まれる度に掴まれた起立の先から白濁の混じる量が増え自分でも抑えが利かない。 握られていたそこを強い力で擦り上げられてあっと思う間もなく吐き出した。 肩で息をするオレの上から退く気配のない先生の顔を覗き込むと、ムスリとふてくされた表情が見えて目を瞠る。 まるでお気に入りのオモチャを横取りされそうになった子供みたいだ。 どうしたのかと考えを巡らせていると床の上にだらしなく横たわるオレの上に覆い被さってきた。 しっかりと視線を重ねて言い出した先生の言葉に驚いた。 「浮気は許さねぇぞ」 「…何のこと?」 とぼけている訳ではない。ただ本当に意味が分からないのだ。 浮気というならば先生の方が誘惑が多いのにと不審に思っていれば、先生はぐしょぐしょに汚れたアンダーを床からすくい上げて握った。 「こいつと獄寺にやけに反応しやがって…なにがあったんだ?」 突きつけられたそれは、精液まみれで滴るほど汚れている。 しかも無造作に渡された様が獄寺くんとのやり取りを彷彿させて、かぁ…と頬が赤らんでいった。 「…ツナ」 恫喝するような低い声でそう呼ばれ、慌てて顔を上げると眉間にシワが寄った怖い表情の先生と遭遇する。 「ちが…っ!」 「こんないやらしい格好を獄寺にも見せたのか?」 「バカ!見せる訳ないだろ!変態じゃあるまいし、」 つい本音が口から零れると、それを聞いた先生の眉がピクリと上がった。 「…ほぉ、それだとオレは変態だと言いたいのか」 縦に振りたかった首を慌てて横に振った。 これ以上先生の機嫌を損ねたら何を要求されるか分かったもんじゃない。 引きつった頬を精一杯引き上げてどうにか笑顔らしい表情を浮かべると、それを見ていた先生の顔が悪魔のように蠱惑的に微笑んだ。 「獄寺には見せてねぇんだな?」 もちろんだ。 ブンブンと上下に振った頭は、勢いがつきすぎてクラクラする。 分かって貰えただろうかと先生の顔を覗くと、アンダーを見ながらニヤリと笑った。 「ツナのアンダー姿もスク水姿もオレだけのもんだぞ?」 「う、うん…」 当たり前だ。他の誰にもこんなみっともない姿は晒せない。 異存などあろう筈もなく頷いたオレの顔を見ると、白濁で汚れた下肢をティッシュで拭いながら顔を寄せてきた。 「ならアンダーもスク水もオレの前だけなら外でも着れるな?」 「う、ん…って、はぁ?!」 限定されるのは喜ばしいが、内容は全然嬉しくない。 だいたい男のオレが外でスク水を着たら変態以外の何者でもないじゃないか。 冗談じゃないと開きかけた口を上から落ちてきた唇で塞がれて慌ててもがく。 それでも体格差はいかんともしがたく、そしてオレは流されるのが得意だった。 ご機嫌が治った鼻歌まじりの先生を見上げながら、これってひょっとしてハメられたのではと気がついた頃には、今度は過剰なほど優しい手付きで身体を撫でる先生によってその約束を忘れさせられてしまった。 おわり |