リボツナ2 | ナノ



もしもあの方が…その後




まずはこちからネタバトンをご覧下さい。
ネタバトンではリボ様が女になってしまっていますが、この話は戻った後の話になります。















ランボの10年バズーカによく似たそれを手にして、リボーンに突きつけた。
いつものブラックスーツに身を包んだリボーンは長い髪をかきあげながら振り返る。

「いつでもいいぞ。」

「う、うん。」

基本、飛び道具を使わないスタイルのオレはバズーカを支える手が震えていた。
慣れないバズーカの重みににへっぴり腰で構えていると、早くしろとリボーンがせっつく。

「避けねぇし、死なねぇから早く撃て。」

「分かった、いくよ!」

深呼吸を繰り返しやっとリボーンに照準を合わせ、ヴェルデから送られてきたばかりの特殊弾を撃ち込む。
ボカン!と情けない音を立ててリボーンに吸い込まれていくと、その先で接触したと思われる音が鳴り白い煙がもくもくと立ち上る。

大丈夫だと言っていたけど本当に平気だろうかと目を眇めて煙の奥を見詰めていると、見慣れたスーツの背中が現れる。

本人に合わせ、手縫いで仕立てられたスーツが本来の役目を果たす。
きちんと肩幅にあったジャケットの張り出し方を見つけて、手にしていたバズーカを放り出すと駆け出した。

「リボーン、平気?」

「あぁ、異常はなさそうだな。」

手を回したり、足を蹴り上げたりして一通り確認し終えたリボーンがやっと顔をこちらに向けた。
久しぶりの本当のリボーンの顔を見て動悸が激しくなる。

1ヶ月前仕事から帰ってきたリボーンに一言声を掛けたきりだった。
その後美女へと姿を変えてしまったリボーンとは一緒にいたが、本人なのに違う気がしてキスすらできずにいた。
だけど今はしたい。

手を伸ばして背中に腕を回すと、同じようにリボーンの手が身体に巻き付いてくる。
広い胸板に鼻を押し付けて、細身に見えるのに意外とついている背筋を手でなぞる。
タバコも香水も匂いのつくものは一切嗜まないリボーンの、鼻を擦りつけてやっと匂う体臭を吸い込んだ。
いつものリボーンに戻ったのだと手で匂いで確かめていると、上からオイと声が掛かる。

「いい加減顔上げろ。」

苛々と声を荒げながら顎に手をかけて上を向かされ、構える間もなく唇が重なる。
ぴったりと息もできないほど口を塞がれて息苦しさに首を振ってもまた塞がれた。
喉の奥でんんっと唸り声をあげればやっとわずかに息を許される。
それでも口腔の中で好き勝手に暴れる舌にいいように翻弄された。

しがみついた手がリボーンのジャケットの裾に皺を作るほど長いキスが終わると、背中を支えていた手が下っていきスラックス越しに腰を撫でた。
じわりと広がる疼きに息を吐き出すと、いきなり壁に押し付けられて身動きが取れないままネクタイを解かれるとシャツを左右に割り開かれた。

無残に飛び散るボタンの音を聞きながら押し付けられた背中の痛みに息を詰めて堪える。
それでも逃げる気はない。
首筋をくだる唇が時折強く吸っては痕を残していき、はだけたシャツを剥かれて床に落とされた。

まだ反応のない胸の先を強く指で弄られ、痛さに呻くとぎゅっと摘まれた。強張った身体に這わせた手が脇腹をなぞってスラックスへと忍び込む。
幾度も繰り返している行為を覚えている身体は痛みの先にある感覚をすぐに思い出す。

鎖骨を齧りながらスラックスの奥へと進む手に痛みとは違う声が上がった。
ぐにぐにと弄られて尖った先を上から辿ってきた舌で掬い取られて身体が跳ねる。
その間にもベルトを外し、寛げられたスラックスが床に落ちていく。

自ら靴を脱いでスラックから足を外すと胸の先で笑い声が聞こえてきた。
意味は分かる。
恥ずかしいが何も言えずにリボーンの髪にキスをすると、唇をつけたままでこちらに視線をあげた。

「嫌だ、ダメだと言わねぇんだな…」

しゃべる度に息が掛かってゾクゾクと身体が震えた。
それでも目を瞑って必死に耐えていると、下着の上から尻の奥を撫でられた。
息があがり喉の奥から声が漏れるともっとはっきりと奥を探り出す。
リボーンの首に腕を回してしがみ付いていれば、胸の先から声が掛かる。

「自分で脱げ。」

言われて躊躇うことなく脱ぎ捨てるとすでに起ち上がっている前を指で弾かれた。

「もうこんなになってんのか?」

恥ずかしさに手で隠そうとすると、その手を取られて壁に押し付けられた。
全裸を晒される羞恥に顔を下に向けてもはっきりと反応しているそれに変わりはない。
逃げ出すこともできず視線を横に向けるとぱくりと先を咥えられた。

「ひゃっ!」

ぬめった暖かさに包まれて先走りを舐め取られる。気持ちよさに漏れる喘ぎは甘ったるくて恥ずかしいから止めたいのに止まらない。
その間にもリボーンに起立を嬲られてたちまち膨らんでいく。
あっと思った時には白濁を吐き出していた。

虚脱感に襲われて足の力が抜けていく。ずるずると壁に背を預けたまま尻餅をつくと、ごくんと喉を鳴らして飲みきったリボーンがイイ顔で近付いてきた。

「浮気はしてねぇみてぇだな。しかもここ1ヶ月は自慰もしてなさそうだな。」

「だって…しようとするとリボーンの顔が浮かぶんだ、できないよ。」

男のリボーンでするのも相当あれだが、女のリボーンでしたら戻った時に顔を見れなくなそうでどうしてもできなかった。
そう告げると性質の悪い笑みを浮かべて口付けをせがんできた。

自分の精液の匂いに眉を顰めながら、それでも口付けを解かずリボーンの首に腕を回した。
そろりと尻の間に指を入れ窄まりの回りを撫で付けると奥が物欲しげにヒクついた。そのままグッと奥まで突きいれられる。

唇から漏れた吸い取られ痛みが滲む奥を強引に押し込められた。
執拗に捏ねられ痛みから疼きへと変わっていく。
徐々に増やされた指がしこりを擦り上げ、口付けたままの唇から声が漏れた。

ズルッと指を引き抜かれると手を壁に押し付けられ、四つん這いのような格好を取らされた。
指で慣らしただけのそこにいきなり宛がうと呼吸を整える間も与えられずに貫かれた。
いっぱいに広げられ満たされる感覚に生理的な涙が流れると、それを目敏く見つけたリボーンが声をかけてきた。

「久しぶりだから辛いか。」

「ちょっと、でもへ、いき…」

馴染むまで待って欲しいと言う間もなく始まった挿抽を壁に爪を立ててやり過ごす。
すぐに痛みよりも快感が混ざって吐き出す息に甘さが滲む。
項を吸い付かれ、揺れた身体を押さえ付けられて奥へと捻じ込まれた。

「2ヶ月ぶりの逢瀬を自分で邪魔した罰は受けるんだぞ。」

奥ではじけた熱さに腹の底を焼かれながら2度目の白濁を吐き出した。







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