日々日常 | ナノ



(国民SAY)

とあるところに沈没しそうなお船
しかし脱出用のボートは定員オーバー
船長さんは言いました
「アメリカ人さん、今貴方が海に飛び込めばヒーローになれますよ」
「何、それは本当か!俺はヒーローになる!」
ざっぱーん
「イギリス人さん、今あなたが飛び込めば紳士になれるのです」
「……言わずもがな、私は紳士だ、衣服の汚れなどどうして気にしようか!とうっ!」
ざぶーん
「ドイツ人さん、申し訳ございませんが男性にはボートを降りてもらうのがこの船の規則なのです」
「何、規則ならばしかたないな。てやっ」
ざぱーん
「イタリア人さん、海の中にそれはそれは綺麗な女性がいましたよ」
「えっ、美人!?えっ、嘘!」
ざばばーん
「日本人さん、みんな海に入ってますよ」
「嘘、みんな入ってるんですか?し、しかたない。てやっ」
ざぼーん
船長さんは次に韓国人に声を掛けようとしたところで誰かに声を掛けられました
「船長さん、韓国さんは止めておきなさい、あとで高いクリーニング代を請求されますよ」
そう言われて船長さんは諦めたとか

宗教の話

飛行機が墜ちて、沢山の人がなくなった事件のとき
日本人は家族の遺体を懸命に探す中、韓国の人も、アメリカの人も、イギリスの人も折角見つかった遺体を持ってかえりませんでした
皆一様に魂は神の元へ逝けた
それだけで家族は幸せだと言ったらしいです
他の国ではそう言う事故のとき、遺体なんか探して貰えないそうです
イギリスの人は泣きながらこんなに丁寧に遺体を扱って貰ってありがたい
それだけで十分だ
といったそうです
ちょっと日本人にはわからないお話

寝る

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