文 | ナノ
(希望飼いはじめました。)


飽きっぽい俺が最近始めた楽しい事。
それは、ずっと嫌いだった犬を飼い始めた事。
キラキラ輝く希望に溢れた瞳を見てると、絶望に染めたくて、潰したくて仕方なかった。
でもふと考えた、そんなキラキラの希望をこの俺がねじ伏せて、膝まづかせたらとても絶望的な色に瞳は変わるんじゃないかって。

【トイレノジカン】

「苗木〜」
「え・・・江ノ島くん…」

利尿作用のある飲み物を飲ませ続けたから、苗木はそろそろ限界のはず…。
今だって、口を一文字に閉じて必死に我慢してるけど太ももをすり合わせて、必死に競り上がって来る、何かと戦っている。

「どうしたの?なんか、震えてない?」
「と、トイレ・・・トイレい…行かせて・・・」
「しょうがないなー漏らされちゃ困るし、いかせてあげるよー」

その瞬間、苗木の瞳はキラキラと輝き、嬉しそうに頬を赤らめた。
でも、その表情をすぐに絶望に叩き落とすのが、俺は楽しくて仕方ない。

「はい。犬には犬のトイレ。ここでしていいよ?」
「え・・・。」
「もちろん、俺の前でここにするんだよ?」

グッと、股間を踏みつけると、苗木はブルリと体を震わせた。
あらら〜?そろそろ限界近かったかな?

犬用トイレを差し出されて、目をまん丸に広げて驚く苗木。
ああああ!その表情たまらない!


【ゴハンノジカン】

「なっえぎ〜」
「・・・江ノ島くん・・・」

は〜い。君のご主人江ノ島くんだよ〜そんでもって、ご飯の時間だよ〜
苗木には、毎日この俺が手料理を作ってやってるんだから。

「はい!苗木。今日のご飯は、煮込みうどんだよ?」
「きょ、今日は普通・・・だね・・・」

ホッと、息をつく苗木に俺はニンマリと口元が歪む。
まぁ、俺の息子さんを後ろのお口から食わせて、「今日のご飯は俺だよ〜」ってのを、続けてれば、まともだって思うよね。
でも、犬は手足を使っちゃダメなのに、この熱々の煮込みうどんどうやって食べるんだろうね?あはは
久々にまともなご飯にありつけて、そこまで頭が回ってないみたいだけど。

「さぁ、苗木?好きなだけ食べていいよ?」

さぁ、早く絶望に歪んだ顔を見せてよ!苗木!


【オフロノジカン】

何をしても、苗木は絶望に落ちなかった。
苗木の瞳からは、希望の色が消えない。

でも、お風呂の時間だけは苗木の瞳から希望が薄れて、本気で死を覚悟した色に変わる。
それが見るのが楽しくて、ついつい長風呂になっちゃうんだけどな。

「なぁ、苗木?気持ちいい?」
「ゴボッ…あっ・・・ゴボボ‥」

湯船の中で、伏せの状態からお尻を突き上げるよな格好をさせる。
俺が、頭を押さえつけてるから苗木はバタバタと、暴れるだけで頭は上げられない。
気絶しないギリギリのタイミングで首輪の紐を引っ張り、水面に上げる。
その瞬間の苗木の瞳は、虚ろになり本気で死を覚悟した瞳になる。

でも、水面に上がれば俺に突き上げられて、今度は水じゃなくて快楽に溺れさせる。
ゴリゴリと苗木のイイトコロを責めて、息もできないぐらいのスピードで奥を突く。

「あ・・・くっ・・・もう・・・」
「フー…はっ・・・もう、ギブ?くっ・・・」

最後は、お風呂に頭を突っ込ませながら、後ろから突き動かす。
俺の動きに合わせて、浴槽の水面にパチャパチャと波がたつ。
その瞬間、キュッと苗木の穴が締まり、我慢できずに苗木の中にすべて吐き出した。

グッタリと浅い息をする苗木をベッドに寝かせる。
飽きっぽいこの俺が、こんなに優しく世話してるだなんて、すごいよな。
あーあ。苗木はいつまで希望をもっていられるかな?

END





BACK
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -