文 | ナノ
(嫌よ嫌よも?)

「うぷ…うぷぷ…苗木はどのくらい耐えられるかな…うぷぷぷ…」

苗木を組み敷くようになってから、しばらく経った。
いつも、拒否ばかりで嫌々する苗木が俺を求める姿が見たくなった。
どれだけ、絶望的で官能的な姿なのか…俺の欲望がうずいた。



「普通に言ったら、求めてくれるわけないから…薬つかっちゃおう!」

監視カメラ越しに苗木がシャワーを浴びてるのを監視する。
今日のご飯の時に、こっそり媚薬を仕込んだからそろそろ効いてくるはず…。
口元を掌で覆って、あふれ出る笑いを堪えた。

『はぁ…今日も、出口は見あたらなかったなぁ…』
『そういえば…江ノ島くんはご飯の後、体調悪いって言って部屋に戻ってたなぁ…』
『じゃ、じゃあ…今日はゆっくり寝れるのか!』

ウキウキと独り言を言いながら、ベッドに倒れこむ苗木。
本当に、苗木はお人よしだ…。
俺に無理やりヤラれたって言えばいいのに…何だかんだで気持ちいいんだよね?まぁ、男に強姦されたなんて、言えるわけないよねー。

『明日も頑張るぞー…んん…でも、なんか体が熱い…』
『か、風邪かな…』
『ん…あぁ…は…』

しだいに体の異変に気づいた苗木は、モゾモゾと体をよじり始めた。
そして、ハッと目を開いて布団をめくり、立ち上がってる自身にビックリして慌て始めた。
しばらく、慌てていたけどノロノロと自身を触り扱いだした。

「苗木くんは、前だけで満足できるかな?あははっ」

最近は、ずっと俺とヤってて後ろも開発されてるから自身を扱うだけでイけるだろうか。
ニヤニヤとモニターを眺めながら、頬杖をついた。

『ハァ…ハァ…や…なんで…前だけじゃ…いけない…』
『う、後ろ…』

下唇を噛みながら、起き上がりお尻を気にし始める苗木。
しかし、媚薬のおかげでボーッとした頭では抑制もできるわけがなく、こっちもゆっくりと指を入れ始めた。

『ハァ…ん…あぁ…』

クスクス…あぁ…面白い…でも、苗木は自分の細い指だけで満足できるの?
ユルユルと腰が揺れだして、指の数も増えてきた。

『んぁ!んっ…』

ようやくイけた様だけど、またすぐに立ち上がり湧き出す欲望に、すぐに苗木は腕を動かし始めた。
でも、やっぱり物足りないのかフルフルと震えながら、口を開いた。『欲し…江ノ島くんが…欲しい…』

うぷぷ!うぷぷぷぷぷ!アハハハハ!
あの苗木が泣きながら俺を求めてる!アハハハハハ!

肩が震え、涙が出てきても笑いは止まらない。
あぁ…これを全部見られて聞かれてたって知ったら、苗木はどんな絶望的な表情になるんだろう…。

『んぅ…江ノ島く…ん…』

俺の名前を呼びながら、自慰し始めた苗木。
さぁ、呼ばれてる事だしお呼ばれされに行きますかー。

俺は、苗木に会いに行くために部屋を後にした。


END





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