文 | ナノ
(わんこ)

モノクマの放送で目が覚めて、背伸びをする。

「今日は、何をしようかな‥」

ベッドに座って、1日の予定を考えてみた。
その時、僕の部屋に来客者が来たことを知らせる音がした。
朝から誰だろう?と、不思議に思いながらも扉を開けると、ニコニコ笑った江ノ島くんが立っていた。

「江ノ島くん!おはようー…どうしたの?」
「今日、何しようかなって思ってさ…よかったら、一緒に過ごさない?」
「もちろん!僕も今日どうしようかなって思ってたんだよね!」

思わぬ来客者に今日の予定も埋まり、とりあえず部屋に招きいれた。

「でも、何しようか?」
「それなんだけどさー…じゃんけんで負けたらなんでも言うこと聞くってゲームしようぜ!」
「えー!やだよ…」
「いいじゃんーいいじゃんー苗木の幸運なら俺に普通に勝てるでしょ?」
「うーん…じゃあ、いいよ…」

どうせ、負けてもからかわれるだけだろうし・・・仕方なくOKを出すと、ニヤッと笑う江ノ島くんに、僕はとんでもない事にOKしたのではないかと後悔した。



「ジャンケーン、ポン!」

嫌とも言えず、ベッドに
座りジャンケンを始めた。
江ノ島くんの手は、パー。
対して、僕の手はグー。

「あー。負けちゃったー」
「やった!俺のかちー」

僕は、自分の掌を見つめて何を言われるか不安に感じながら、目線を上げた。
だけど、少し前の自分を本気で止めたい気持ちでいっぱいになった。
江ノ島くんは、どこから出したのかリードのついた首輪を持って、ニヤニヤして見下ろしてきていたのだ。

「え…江ノ島くん…そ、その手に持ってるのってなぁに?」
「え?首輪だよ?」
「それ…なんに使うの?」

視線が首輪と江ノ島くんとを行き来する。
そんな僕を見て、江ノ島くんは「さぁ、始めようか」と、ニヤリ笑った。


「うっ!」
「ずっと、苗木って犬みたいだなぁって思ってたんだよね!」
「く、苦しいよ…」

首輪を有無を言わさず、付けられてベッドに放り投げられ、犬は服なんか着ちゃいけないんだと裸にさせられる。
恥ずかしくて、股間を隠すように体を丸めると首輪を引っ張られて、上を向かせられる。

「苗木って、本当に可愛いね!その絶望した顔最高だよ。」
「え、江ノ島く・・ん」

息が荒くなる江ノ島くんに、徐々に怖くなる。
江ノ島くんの手が、僕の頬を撫でそのまま胸から股間へと下がっていき、お尻までくるとやんわりと揉み上げられた。
ゴクリと江ノ島くんの喉が鳴り、僕は涙を流しながらイヤイヤと首を横に振った。

「じゃあ、そろそろご褒美あげるよ…」
「や、やだぁ‥いらない…」


「あっ…やぁ…はぁ‥」
「苗木の中って絶望的に気持ちいいね…本当絶望的…」
「く、くるし…やぁ…だぁ‥」
「え?でも、ここいい所ででしょ?ゴリゴリあたってるでしょ?」
「ひぃあぁあ!」

江ノ島くんのモノがゴリゴリと奥に当たって、高い声が出てしまう。
意識が飛びそうになると、首輪を引っ張られて強制的に意識を引き戻される。

「あー。俺たち相性最高だと思うよ。絶望的だけどー」
「よ、くないよぉ…んぁ…」
「でも、きゅうきゅう締め付けてきて、気持ちいよ?苗木だってそうでしょ?」
「ん…んん…きもち‥」

気持ちよさに意識が消えかけてくると、江ノ島くんの腰を振るスピードが速くなり、すぐにお腹の中が暖かくなる感覚に意識を手放した。


「やっぱり、苗木は幸運だね!こんなに楽しい思いをできるんだから!」

END




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