文 | ナノ
(うそつき虫)

※ダンロン2ネタバレ
※もしも、苗木くんが絶望病にかかってうそつきになったら…




最近、学校内だけで流行っている病…絶望病…。
高熱が出て、性格が豹変してしまうことや感染率が極めて高いことから色んなクラスが学級閉鎖になっていた。


苗木のクラスでは奇跡的にまだ絶望病の餌食になる人はおらず、いつもの日常を過ごしていた。
だが、そんなある日…苗木の様子がおかしい事に苗木で遊んでいた江ノ島が気づいた。

「苗木?」
「僕…江ノ島さん…嫌いです…」
「な!なぁ!何言ってるの!?苗木!」

ムスッとした顔で張り付く江ノ島を引きはがし、そっぽを向きながら苗木は爆弾を投下した。

「なえ「苗木くん!」」

突如、クラスに現れた先輩である狛枝にクラスメイトは皆目を見開いた。
何故お前がここにいる!?とかこのタイミングで!?とかそれぞれ心中色んな言葉がよぎったことだろう。

だが、またしても苗木はここで最も最大の爆弾を投下した。
頬を赤く染め、目を潤ませながら狛枝をまっすぐ見つめ

「…狛枝くんは…すき…いつもの君なら嫌い…かも…」

狛枝はその直後、硬直しアハハハハハハハハハ!と擦れた彼独特の笑い声を上げ。
江ノ島に至っては、苗木に嫌いなんて言われる私…絶望…ハァハァ…とよだれを垂らしながら震えていた。

その直後、そのやり取りを遠くから見ていた霧切の推理で苗木が絶望病にかかって、言ってることが逆なのが判明するが、その言葉は2人には届いていなかった。


後日。

苗木が回復して、学校にくるとみんなから大丈夫か?としきりに心配されていた。
だが、彼はここ数日の事をまったく覚えておらず、頭に?マークが浮かんでばかりだった。

だが、友人らにすべてを話され顔が真っ赤になって、熱がまた出たのか!?と心配されるのはまた別の話。

「嫌いって事は好きって事でしょ…僕は狛枝くんなんかす…す…すきじゃ…うぅ…」

いつもの希望と自分を信じる真っ直ぐな狛枝なら好きかもしれないけど、いつもストーカー行為をする彼なんか好きじゃない!と必死に自分に言い聞かせる苗木だった。


END





お友達と話してたネタです!ヾ(o´∀`o)ノ
学園時代の話で、妄想!




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