文 | ナノ
(怪しいジュースにご注意。)

『苗木くん!この飲み物飲んでみてよ!在校生が君たちに作ったジュースだよ!』

それだけ言うと、モノクマは消えてしまった。

「・・・え?」
僕は、手元に残された怪しいビンを眺めて唖然とした。



朝。
僕はモノクマの放送で目が覚めた。
結局あの後、悩みに悩んでやけぎみに一気飲みした。
閉じ込められて、脱出方法のない僕にはすがれる物なら何にだってすがる。そんな状態だったんだ。

でも、布団から降りて洗面台に立った僕が見たのは、僕であって僕じゃなかった。

「え?僕…お、女の子になってる…ええぇえ!?」

防音ばっちりの壁に僕の悲鳴は吸い込まれていった。

あの後、目眩がしてベッドに倒れてるところに、いつの間にか現れた江ノ島くんが立っていた。
なんとか帰ってもらおうとしたのだけれども、この現状を見つかってしまい色々とお叱りをいただいた。

「なんでそんな格好になってるのぉ?」

ニヤニヤと笑いながら、指先で僕の体のラインをなぞる江ノ島くん。
そのすべてに体が反応して、ピクピクしてしまう…。
お、女の子だからなんだろうか…骨ばった綺麗な江ノ島くんの手にドキドキしてしまうのは…。

心の音が江ノ島くんに聞こえてしまいそうで、僕はぎゅっと体を抱きしめた。

「ん?どうしたの?苗木?ってか、苗木の体えっろい体になってるよ?」
「え、えろ!?そんなことないよ!」
「いやいや、そんなことないからー」

クスクスと笑いながら更に、僕の胸をやんわりと揉みだす。

「苗木って実は女の子だったの?なんか、違和感ないよね…。」
「ぼ、僕は生まれたときから男の子だよ!!霧切さんとかに相談してくるから、放して!」

恥ずかしさから、江ノ島くんの手を振り解いた。
なのに…手を振り解いた瞬間の江ノ島くんは氷のように冷たい表情をしていて、僕は固まってしまった。

「どこに行くの?苗木…こんな可愛い姿じゃ悪い狼に襲われちゃうよ…。」
「え…えの…」

ゆっくりと江ノ島くんの顔が近づいてきて、江ノ島くんの長い睫毛が僕に当たるんじゃないかという距離で静止して氷のような表情からいつも表情に変えた。
でも、次の瞬間…

「こうやってね。カブリ」
「−−−−−−ッッッ!」

突然のことに僕は声も出なかったが首筋を思いっきりかまれてしまった。
痛みと恐怖で目から涙が出てきて、震える手で必死に江ノ島くんの背中に腕を回した。
すがりつくものがなんでもいいから、欲しかったんだと思う。

それに気をよくした江ノ島くんは体重を僕にかけて、ベッドに押し倒した。





「ッ…ハァ…ん…も、もう…ゆる…してぇ…」
「苗木の女の子のヴァージンもいただきます。」

散々、ドロドロにとかされ、秘部の中で指をかき回され、優しいキスや酸素を奪うような激しいキスを繰り返し、繰り返し…。
男の体じゃ味わえない快楽…、イってもイっても終わりなのない行為に僕は音を上げた。

「苗木…いくよ?女の子での初めても俺だってこと…ちゃんと覚えておいてね?」
「わ・・・か・・うん!…わかったかッ‥!ああああぁ!」

そこからの記憶は僕にはない。
気づいたらちゃんと元に戻ってて、でも動くたびに腰に響く鈍痛に現実を理解させられた。

END




江ノ島くんは男の子でも女の子でもはじめては自分じゃないと嫌だったんですww
もし、他の人とする未来がきてもその時に自分を思い出すだろうから…

本当に、エロ下手糞ですみません/(^o^)\
アンケートからいただいたリクエストで苗木君女体化でしたが、苗木くんニョタあんまり生かせてないorz





BACK
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -