サイケと学天と臨也と帝人と
『みっかどくーん！』
「ぅ、わっ…と、サイケ？」
『うんうん！声だけで分かるなんて流石だねみかどくん！はいっ！臨也くんからメールだよー』
「ありがと」
『マスターマスター！ぼくもぎゅーしたいです』
「えぇ？」
『がっくんもおいでおいで！みかどくんぎゅー！』
『ぎゅー！』
「な、なんか照れる…」
『『（きゅん）』』
『みか「みっかどくーん！俺も俺もー！」
「嫌です帰れ」
『マスター即答ですかｗ』
「サイケと同じようなこと言ってるのにこの扱いの差は何なの？」
「なんか臨也さんだとイラッと来る」
『ちょ、みかどくんｗｗｗ臨也くんはダメだってさｗｗｗm9(^д^)』
「サイケ後でウイルス突っ込んでやるからな」
『俺は別にいいよ？困るのは臨也くんだしねー！みかどくんのメールも届けないからね！ウイルスにかかったらみかどくんに治してもらうし！』
「……ちっ」
『ところで臨也さんは何故ここに？メールが先ほど来ていたみたいですけど』
「ああそうそう"偶然"帝人くん家の前を通ったから挨拶にでも」
『そうですか、わざわざありがとうございます』
「うんうん学天くんは可愛いくて優しいんだね」
『テラストーカーｗｗ偶然とかｗｗｗがっくん騙されちゃダメだから！』
「いくら臨也さんでも学天に手ぇ出したらガチで刺しますよ」
『サイケさん…マスターも…』
「もしかして帝人くん嫉妬かい？心配しなくたって俺は帝人くん一筋だから安心してよ」
『テラポジティブｗｗ』
『サイケさんさっきから草生やしすぎです…』
『あっ俺もがっくん一筋だからねっ！安心してね！ね！』
『わーい』
「なるほどお互い愛を確かめあった訳だ」
「お互い？誰と誰の話ですか」
「俺と帝人くんに決まってるじゃん」
「ああもう臨也さんだけ帰ってもらっていいかな」
「ふふ、照れなくていいよ帝人くん」
「照れてないです呆れてるんです。ああそうか臨也さんには残念な翻訳機能があったんですね」
「まさか。愛故だよ？」
「ドヤ顔しないで下さいもう本当帰ってくれないかなこの人！！」
＊
『あららー臨也くんまたフラれちゃったー』
『臨也さんはいちいち言い回しが鬱陶しいんですよね分からなくもないけど』
『あれ？がっくんも臨也くんキライ？』
『僕はそんなに嫌いじゃないですよ？それにマスターだって』
『えー？結構酷いこと言ってる気がするんだけどなぁ』
『マスターは照れ屋なんです』
『ツンデレってやつ？』
『いや寧ろデレツンでしょう』
『デレツン？』
『最初はニコニコしてるけど慣れるとツンツンしちゃう感じ。その人が好きであるほどツン度高いんじゃないかなぁ』
『え？じゃ、臨也くんも脈ありってこと？』
『嫌ってはないと思いますよ』
『そっかー良かったね臨也くん！』
『やっぱりマスターには幸せになって欲しいですよね』
『うんうん！』
▼ サイケと学天はプログラムなので顔文字とかｗをちょいちょい使います。サイケは対臨也だと草を生やしまくりますm9(^д^)