来良

「やっぱり世の中は顔なのか!?性格ブスでも顔が良かったらそれでいいのかー!」
「顔は整ってることに越したことは無いんでしょうけど…」
「くっ、帝人…いきなり杏里に振られちまったぞ!泣くなら俺の胸を貸してやってもいいぜ……?」
「頼まれても借りないから大丈夫。園原さんもそんな真に受けなくてもいいのに」
「紀田くん急に変なこと言わないでください…!」
「園原さんごめんね。…でも正臣知ってる?いくら顔良くても中身がいざ…ごほんうざくてカスすぎると顔はフォロー仕切れないってこと寧ろ憎さ百倍だと思うんだけど」
((今『いざ…』って言った…))
「帝人の野郎…スルースキルが格段にレベルアップしてやがる…」
「何のこと?まぁ考えてみなよ、顔いい人は見てるのはいいけど実際ずっと一緒にいるのって嫌じゃない?」
「あ、美少女を目にすると緊張するってことか!」
「そういう意味じゃないけど、やたら小綺麗なひとに四六時中付きまとわれるよりは断然正臣とか園原さんみたいな人と一緒にいたほうが楽しいしね」
「竜ヶ峰くん…」
「帝人がデレた!?デレたよな?これが噂のみかデレってやつか!?」
「正臣五月蝿い」
「三秒も満たないデレとか!」
「正臣五月蝿い」
「ふふふ俺は敢えてそれを照れと受け取ってやる!かわいいなあお前は!正臣さんがクレープを奢ってやろう!」
「わーい(棒)」
「わ、私も出しますっ」
「ええ!?園原さんはいいよ、なんか悪いし」
「否定早くね!?俺には奢らすくせに!」
「いやー正臣だし」
「ふふっ」
「正臣ー園原さんの分もね」
「マジかよ!」




(いやいやいや…ちょっと待て、ということは帝人くんには俺の唯一の武器が効かないってこと?)
「帝人くんは格好良い人は嫌いなわけ?」
「いえ……眉目秀麗だからって嫌いな訳じゃないです」
「ふぅん、じゃあ僻みがあるとか嫌いなわけじゃ無いんだね?」
「けど臨也さんは嫌いです。ていうかどこから湧いて出たんですか」
「帝人くんがいるところに俺はいるよ!」
「ストーカーじゃないですか」
「酷いなぁ。俺と帝人くんは運命の糸で繋がってるんだって」
「厨二乙」
(!?)


了。



▼ 正帝も好きです。でも臨帝はもっと好きです。
どんなCPにしようと必ず最後は臨也がでてくる(ウザッ)

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