海底二万里
「俺が君に海の底の歩き方を教えてしまったら、君はこちらに来てしまうだろ?君は今海岸にいて、そしてこちらにとても興味を持っている」
「陽のあたる海岸、ですか」
「そう。けれどいつか興味という名の怪物の調査にこちらに来てしまうかもしれないね」
「……僕はアロナックス博士にはなりませんよ」
「それじゃあ帝人くんは俺と海底二万里まで沈んでくれるかい?」
「ーーさみしがりの船長のためならば喜んで、」



(そうは言ってもきみは太陽を見ることを諦めないんだろ?)


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