主人公伊達政宗の忍で小十郎同様政宗が梵天丸時代からの超忠実な部下。 政宗の護衛兼忍隊長を勤め、歳の功故に忍なのに結構…というよりかなり腕が立つと有名。
「まだまだ若い者には負けないよ」
そんなことをいいつつギリギリ20代である彼。 まだまだ若い。
が、ある戦で政宗を庇い鉄砲の弾を身体中に受け亡くなる。政宗このとき15歳程。
「○○っ何で俺を庇った!!」 「貴方にお、怪我がなく、っよか、た…」
最期に見たのが主の泣き顔。 あぁそういえばまだこの人の天下見てないや、まだまだこの人の成長する姿を見ていない。 小十郎も俺から言わせて貰えればまだまだ未熟、彼一人に政宗様を預けておけない。自分に懐いてくれる忍隊の弟子も置いて言ってしまう。 嫌だなぁ。死にたくないな、いや、こんな所で死ねるわけがないな。
そんな未練たらたらの状態でフェードアウト、そして再び目を開けたら新しい人生であるのに戸惑う。 周りの話から同じ時代であるのにも関わらず全く違う時代だということに絶望。 まだ名前が有名でないだけかと思い成長して話せるようになり聞いてみても伊達家が存在しないことにとてつもない虚無感に襲われる。
が、主人公意外とあきらめの悪い奴であり、前世の記憶を頼りに忍の修業を開始。 幸運なことに生まれた家が忍の家系で容赦なく忍の修業をさせられるが、流石主人公、伊達に前世で隊長をつとめ隊をまとめ名前を轟かせていたわけでもなく。 身体が小さくとも前世のクセは完全に覚えているので超優秀麒麟児なんて言われる超天才完成。
「身体が出来上がっていないというのが1番の痛手だな…」
忍術学園に入学後は余りにも本物の戦場と掛け離れた生活にこのままではいけないと学園長に直々に戦場に行かせて貰えるよう説得。 戦場独特の中にいなければ実力は上がらないと前世からの経験で自覚している主人公。
もし万が一にでも政宗がここにいたときにもう一度、今度はどんなことがあっても離れずに仕え続けると任務の先々で全国を回る。 心の中でいないとわかっていてもどうしても政宗の傍にもう一度いたいと願う主人公、だががむしゃらに探してもダメだからと期限は忍術学園に入っている6年と決める。 卒業したときに見つかっていなかったらそのときはそのとき。 家に勘当され追い出されても政宗以外に仕える気は一切ないので自ら忍の道を断つ気満々。 性格は完全なるお父さんかお兄さんポジション。しかも超包容力のある男前。
政宗のために修業をし戦場をかけるが決して冷たいとか感情がないとか一切ない。 というのは政宗がそういうことを嫌うと知っているためであるが、大半は政宗以外に誠意も絶対的忠義心も捧げる気はないため忍の掟はあまり考えてないというのが本音。
「忍が忠義を掲げるのが可笑しいなんて、梵天丸様の前じゃ関係ないからね」
とにかく政宗様命。
面倒見もよく忍の腕もズバ抜けて優秀(というより規格外)な主人公、言わずもがない組生徒、学年は6年たちと一緒。
後輩は可愛い。 昔の梵天丸を見ているようでとても可愛い。 変態的意味でなく成長を見守る父親のような感覚。
かなり愛され主人公。
そしてひょんなことから一人でいるときに何故かbsrである雷が自身から出ているのを確認。
「ま、さか…!」
その時来訪者の姿、目を凝らさなくとも確認出来る程の鮮やかな成長した蒼とその蒼の後ろを守る茶色、懐かしい弟子の気配。
「っっ政宗様…!!」
何があっても再び傍にいたいと願った主の出現。 普段の主人公とはかけ離れた感情が溢れる彼に周りはびっくり。
そんなお話。
「例えこの身が滅びようとも、魂は永久に貴方様のもとに」
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